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82☆* ページ34

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『あ、夕そこ間違えてる。』
「え"」
『そこはこの公式とこの公式を組み合わせて…』
「ハッ、そんなんも出来へんのか。」
「じゃあお前は出来んのかよ。」



バチバチとあたしを挟んで火花を散らす侑と夕。どうしてこうなったのだろうか。(死んだ目)



時刻は遡って数十分前。




「って、誰だ?」
「……自分こそ誰やねん。なんで庵の家におるん。」
「?なんで俺が庵の家に居ちゃいけねぇんだ?」

『アノー、ミナサン??』



数秒の沈黙があって、ようやく口を開いたと思えば侑の表情はまるでサーブを邪魔した女子に向けるそれで。珍しく夕も何故か真顔だった。そして治はと言うと…ダメだ一切先程と変わらず真顔で何考えてるかわからん。ただ険悪ムードだということは分かる。




『あ、侑、治、こいつは西谷夕っていって、ほら!前話したじゃん!あたしの幼馴染!で、夕、こっちは宮侑と治。見た通り双子で、小さい頃行った兵庫で知り合った友達!同い年だし、仲良くしよう!ね!』(必死)
「友達、な。ふーん。侑と治か!よろしく!」




自己紹介をしようとしない3人を見かねてあたしが他己紹介すると、夕は先程と表情をケロッと変えて、いつもの笑顔に戻って2人に握手を求めた。いいぞ夕!このまま仲良くなれ!!もう出会ってしまったんだ!!仲良くなってしまえ!!ってか仲良くなってるとこみたい!!(願望)

そんな願望は侑と治の一言でぶち壊された。




「よろしゅう。ただの幼馴染の西谷君。」
「背ぇちっさ。ほんまに同級なん?」




ブチッ、と夕の頭の血管が切れた音がした。






そして現在、夕の怒りを沈めてとりあえず部屋にあげたはいいものの、やはり場所を分けた方が良かっただろうか。いつ戦闘モードになってもおかしくない状況が続いている。まさに冷戦である。


そんな中治はというと呑気にあたしのベッドに寝転んで漫画を読んでいる。静かでありがたいが一旦こっちの冷戦を終結させる憲法を出してくれ。頼む。(切実)

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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!皆さんに楽しんでいただけるよう製作中なので少々待っていてください! (2023年3月14日 6時) (レス) id: d60abc6b35 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月14日 6時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - mooさん» コメントありがとうございます!!パート1でもコメントしてくださって...本当に感謝しかないですッ!!! (2023年2月9日 12時) (レス) id: 79e0660dd9 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - ハイキューの世界観に夢主ちゃんがハマり過ぎて面白いです! (2023年2月9日 11時) (レス) @page42 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントあざまぁぁっす!! (2023年1月23日 19時) (レス) id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年10月29日 18時

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