豪傑 ページ11
そして月山家駆逐作戦当日__
『_月山観母を確保!繰り返す!
月山観母を確保した!』
「もう確保?抵抗しなかったのかよ?」
「よし帰ろ」
月山家の当主、月山観母はあっさり確保されたようです。
「…なにかある」
「そうですねぇ」
考える琲世にヒントを差し上げましょうかね。
答え合わせはすぐになりますが。
「ほおほお。ご立派な駐車場ですこと」
「こんなに広いのに車ひとつないとは…
どうしたものか」
「おや?これはタイヤ跡」
「!」
「誰かを逃がしたんですかねぇ。
え?でも主より大事なものって?」
「まず妻…そして…」
「子か…!」
「跡継ぎたいせつ〜」
きっと月山グループと繋がりのある大手会社のビルに子…すなわち月山さんを車で逃がしましたか。
「(立場上複雑ですが…約束は破れません)」
「(どちらにせよ月山家は終わりでしょうが、)」
新たなる主はきちんと"護ります"よ、
ロゼヴァルトさん。
___
「(琲世を先に行かせましたか…。
屋上では月山さんと対峙していることでしょう)」
取り敢えず命令通り、
クインクスと一緒に伊東班と行動する。
「…止まろっか」
「…!」
「伊東班クインクス班…戦闘配置」
目の前に居るのは、
「(…ノロさん)」
ふと、名前が出てきた。
…アオギリかぁ。
「瓜江、六月は俺たちの前衛に」
「了解しました」
「A准特等は……暴れちゃってください」
「な、なんと」
私だけテキトーッ!
「__来るぞッッ!!!」
「も"ェ」
「根津ッ梅野!!」
それはあまりにも一瞬だった。
その一瞬で、仲間が二人も死んだ。
「!米林ッよけろ!!」
「……え、ぁ」
異形の赫子は才子ちゃんを捉えている。
_ぐちゃり
「…っと、油断だめです才子ちゃん」
赫子で相手を刺し、
間一髪で彼女を抱き上げ一旦避難。
「無事すか」
「あ…ありがと」
にしても、相当手強いですねぇ。
一筋縄じゃいかなそう。
「(あぶねぇ…)何してる間抜け!」
「…!瓜江くんッAちゃん!」
「!!…んウッッ!!!」
「…おっもっ」
なんとか二人がかりで赫子を切り離すことに成功。
「不知っ」
「おう!押さえてろ六月ィ!!」
「了解!」
そして不知くんの赫子鉄砲が飛んでいき、
見事に腕にヒットした。
「しゃあッッ!」
「才子ちゃん!」
最後に、才子ちゃんの攻撃により、
敵の身体は真っ二つに裂けた。
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あちゅ(プロフ) - つ、続きが…気になりすぎる!!!!! (2018年5月21日 3時) (レス) id: 21ec6c9989 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 続きが見たいです (2018年5月12日 21時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
零 - めっちゃ面白いです!続き気になります(( (2018年3月31日 21時) (レス) id: 09905f0f4e (このIDを非表示/違反報告)
blackReaper(プロフ) - くっそ面白いのに終わりなんですか... (2018年3月21日 5時) (レス) id: 28830f5cdf (このIDを非表示/違反報告)
凪 - とても感動しました!素晴らしい作品でしたこれからも応援してます (2018年3月10日 19時) (レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透夏 | 作成日時:2017年12月31日 16時