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【私の初恋】Part26 ページ28

_貴方視点_____









__ついに、始まった「Knights」のライブ。
やはり大きなライブなので、距離が遠い。


だけど、それは慣れてた。
だって、彼とは距離を取ってたから___。手の届かない存在だと言うことが改めて知った。


Knightsのリーダーとして、彼は先頭に立つ。
Knightsとして、輝く彼がファンの皆へと告げた。



レオ「__とびっきり幸せなお姫様になってくれ…。




それが、俺の……『俺たち』の願いだ」




ファン「「きゃー!!!!!レオ様〜♡」」



 アイドルスマイルで、そう言う彼にファン達……勿論私も妹も彼に惹かれる。

誰のものでもない、皆の彼に。





夏美「ねぇちゃん…



なんで泣いてるの?」




『_え…、?』




 妹に指摘されて、私は慌てて頬に手を当てる。……この熱気に筈なのに、無意識に流れたその雫は何より冷たい。

唖然とする私に、妹が丁寧にポケットからハンカチを取り出して涙を拭いてくれる。




夏美「……情けないよ、ねぇちゃん。
泣いてないでちゃんと見てよ、うちが折角来たのに見ないとか………無駄足じゃん」



『……カッコつけやがって…』←



夏美「ふざけ」









_____





レオ「今日は来てくれてありがとう!俺たちのお姫様!

また来てくれるよな?」



「「は〜い!!」」





『__、。』






 ライブは、素晴らしかった。
最後の最後まで全力を出してきったのだろう、相当疲れている。ファンも、まだ余韻が残っているのかぼーっとしている。

だけど、変だった。



異様に、月永先輩は私と目が合ってファンサをしてきてのだ。
自画自賛かもしれないし、勘違いかも知れないけどね。


とても嬉しかったんだ。
私に、『最後』のご褒美をくれた。



『………帰ろっか』


夏美「え、いいの?会わなくて…」





『いいの』





 もう、彼に用は無いし………。


この勝負も、もう終わらせる。
「ギブアップ」の旗を捧げよう。そう決めた。
すれ違ったまま、勝負を忘れて何気なくすごして、背を向けながら歩く。





もう__









【私の初恋】は、終幕を迎えたのだから

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設定タグ:あんスタ , 月永レオ   
作品ジャンル:アニメ
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shiro - レオの優しさに感動してしてまいましたありがとうございました。コロナウイルスなどにならないでください。 (2020年3月24日 15時) (レス) id: a2ed73a7a3 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 完結おめでとうございます!ずっと楽しみに読んでました!続編出してほしいなぁと思います! (2018年4月13日 17時) (レス) id: 38c9e68d17 (このIDを非表示/違反報告)
*スバルと大吉推しのアヤ*(プロフ) - ほたるさん» ありがとうございます!そう言って頂けて光栄です! (2018年4月12日 22時) (レス) id: bcd155a382 (このIDを非表示/違反報告)
*スバルと大吉推しのアヤ*(プロフ) - ナツさん» ありがとうございます!叫んでたんですねw続編は、様子見してからですね!本当にありがとうございます! (2018年4月12日 22時) (レス) id: bcd155a382 (このIDを非表示/違反報告)
*スバルと大吉推しのアヤ*(プロフ) - 雪乃さん» せっちゃんありがと!(←)レオは輝いてたよ…← (2018年4月12日 22時) (レス) id: bcd155a382 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蟄乃 | 作成日時:2018年3月11日 15時

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