黒い君の、誕生日(クロコダイル×アルツナイ) ページ39
9月5日はクロコダイルの誕生日。
アルツナイはクロコダイルを祝う為にプレゼントを選び、どこかへ出かける予定をしていた……
「……39.8度」
……のだが、かなりの高熱で、服を着替えるのも、髪を結ぶのも、熱を測る為に近くにある体温計を取るのもかなりの時間がかかった。
「(もうすぐでクロコダイル君との待ち合わせの時間……)」
自分の船員たちが心配しているにも関わらず、アルツナイはフラフラとした体で待ち合わせ場所に行く。
「あ、あんた、大丈夫かい？休んだ方が……」
「い、え……ケホッ、ご心配、ありがとう、ございます……」
見知らぬ人から心配されるほどアルツナイは重症だった。
「クロコ、ダイル君……」
「アルツナイ……！？おい！！だ、大丈夫か！？」
クロコダイルは倒れたアルツナイを支える。
「……馬鹿なお嬢さんだ。何でこんな高熱で来たんだ……」
クロコダイルはアルツナイを横抱きにして、アルツナイの船へと向かっていった。
'
「ん……」
アルツナイが目を覚ますと、横には何故か上半身裸のクロコダイルがアルツナイの手を握りながら足を組んで椅子に座っていた。
「起きたか」
「クロコダイル君……！？な、な、なん、ケホッ、なん、で、はだ……！？」
「動かない方がいいぞ」
クロコダイルは目を覆い、顔を赤くしたアルツナイの肩を持ち、ゆっくりとベットへ寝かせる。
「その、な、なんで、裸、なん、です、か……？」
「あぁ、いつもの服じゃ無くて寝間着に着替えさせた方が楽だと思ったが、お前の寝間着がどこにあるか分からなかったから俺の服を着させた」
アルツナイは自身が身にまとっている袖が倍くらいあり、丈は膝下まであるブカブカの白い清潔なワイシャツを見て更に顔が真っ赤になる。
「えっ、じゃ、ケホッ、私の、裸……」
「……別にいいだろ、週一、二で見てるんだし」
「そ、それとこれとは話が別で、ケホッケホッ」
クロコダイルはアルツナイの背中を撫でる。
「あー……朝から何も食べてねぇだろ？何か作ってくる」
「わかり、ケホッ、ました……」
アルツナイは咳をしながらクロコダイルを見送った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RainDoll - 銀魂の設定、できました。 (2019年11月24日 13時) (
レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - 言っておきますが、ドフラミンゴはやめて下さい。夏目の恋愛対象は女性ですので。すぐに消して下さい。 (2019年10月16日 16時) (レス) id: 1e212dc8fa (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - すみませんが、ドフラミンゴはやめて頂きたいです。ローがお気に入りなだけであって、ドフラミンゴはただの知り合いとしか思っていません。彼女設定も避けて下さい。誤解されない様お願いします。 (2019年10月15日 18時) (レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - ワンピースの設定出来ました。 (2019年9月21日 16時) (レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - すみませんが、麗王は恋愛感情を持っておらず、トキメキもしません。薬の場合、恋愛対象は女性ですので訂正願います。 (2019年9月4日 16時) (レス) id: 1e212dc8fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：我の心臓にいるグスタフ | 作成日時：2019年8月1日 17時
