続き ページ33
私は早歩きで歩くと、石に躓いて転びそうになる。
「……っと、大丈夫？」
するとクザンさんが私の腰あたりを支えてくれた。
「ったく……大丈夫？仮にも海賊でしょ？こんな筋肉も脂肪の無いヒョロヒョロで今まで生きれたね」
私は男性に腰を触られた、ということが分かり、顔が熱くなる。
「えっ、何そのピュアな反応。おじさんドキドキしちゃうな〜。今夜どう？」
「……」
「ねぇ無視しないで？」
クザンさんが何を考えているのか分からなくなり調子が狂う。
「どうしてあの瓶を砂浜に？」
「あ〜、あれね。サボり中の暇つぶし。女の子が釣れたら良いなって思って。可愛い便箋使ってたから女の子って分かってもうおじさん大盛り上がり。……でもまさか何ヶ月か前に捕まえようとしたアルツナイちゃんだとは思わなかったけど」
この人が私の足を氷漬けにしたと思うと、何だか自分が屈辱的に思えてきた。
'
その後もお昼ご飯を食べたり、普通の人(たまにセクハラしてくるけど)と過ごしているようだった。
「あ、そうだ。これプレゼントしようと思ってさ……」
クザンさんが渡してきたのは青色の宝石入った指輪だった。
「え……？」
「いや〜、仲良くしてくれたお礼に渡そうと思って。あ、良ければ左手の薬指にでも付けててよ」
「左手の薬指って……」
私は意味がわかってボッと顔が熱くなる。
「あははっ、そんな反応……おじさん期待しちゃうよ？あ。もうこんな時間。俺今日もサボってきたから帰らないと……。また会おうね？……次は敵同士として、ね？」
そう言ってクザンさんは自転車でコキコキと海軍本部まで帰って行った。
「……馬鹿」
私はポツリとそう言って、左手の薬指に指輪をはめた。
お手紙交換(ボルサリーノの場合)→←お手紙交換(クザンの場合)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RainDoll - 銀魂の設定、できました。 (2019年11月24日 13時) (
レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - 言っておきますが、ドフラミンゴはやめて下さい。夏目の恋愛対象は女性ですので。すぐに消して下さい。 (2019年10月16日 16時) (レス) id: 1e212dc8fa (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - すみませんが、ドフラミンゴはやめて頂きたいです。ローがお気に入りなだけであって、ドフラミンゴはただの知り合いとしか思っていません。彼女設定も避けて下さい。誤解されない様お願いします。 (2019年10月15日 18時) (レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - ワンピースの設定出来ました。 (2019年9月21日 16時) (レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - すみませんが、麗王は恋愛感情を持っておらず、トキメキもしません。薬の場合、恋愛対象は女性ですので訂正願います。 (2019年9月4日 16時) (レス) id: 1e212dc8fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：我の心臓にいるグスタフ | 作成日時：2019年8月1日 17時
