【黒バス】8才の女の子はお嬢様【メイちゃんの執事】

9　大人 ページ9

宮地「どうゆう…事だ？」


やっと我に返ったバスケ部は緑間に抱きついてるAの方を見る


貴方「…っ……」

緑間「…はぁ

俺が代わりに説明するのだよ

簡単な事だけだが」


ずっと泣きそうなのを堪えてるAを見て

緑間が説明をする事にした


緑間「桜崎家は有名な財閥なのだよ

その実力は本郷家にも並ぶ」

高尾「本郷って…あの、すげー有名なお金持ち！？」

緑間「あぁ…

そしてAは桜崎家の次期当主だ」


シィ…ン

息をするのを忘れるくらい、驚いた


緑間「母さんは社長だったのだよ

最初は俺を次期当主にしようとしてたらしいが、俺があまりにもバスケに打ち込んでいたからやめたらしい

そこで次に矛先が向いたのがAだ

Aが5歳のとき、親は離婚し

母さんはAを次期当主にするために連れていったのだよ

そして『聖ルチア女学園』に入れた


俺が知ってるのはここまでなのだよ」


緑間がふぅ、と息をつく


高尾「ルチア、って…本当の金持ちしか入れないっていう…」

大坪「一人の生徒に必ず執事がつく…っていう所か…」


呆然とするバスケ部


緑間「あ、あと…母さんは最近、ストレスと働きすぎで入院したらしいのだよ

下手したら１ヶ月も持たないそうだ」

宮地「！！それじゃっ…」

緑間「あぁ…まだ8歳のコイツが当主となるのだよ」


あの本郷家と並ぶ財閥の当主が8歳の少女

みんながさっき以上に口を開けて何も言えずにいると…


Aがゆっくりと顔を出し、

そして緑間の顔を見ながら小さな声で言った









貴方「しょうがないよ…お兄ちゃん

運命って…そんなものだから」


8歳の少女にしては

大人すぎる言葉だった

10　また→←8　執事

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