次男からの愛が重すぎて、妹である私の胃は持ちそうにない。3【おそ松さん】

第79話「数学？なにそれおいしいの私は食べないけど。」 ページ35

さて、勉強しよう。


そんな京都へ行こうみたいなノリで言ってみたが、イケるのか？これ。




一週間もの間家にいるので、必ず知識に遅れが出てくる。
そんなバカ野郎にはなりたくないので何卒！お願いします！とカラ松兄さんに頭を下げると「いいぜ」とアッサリ許可を得た。純粋に嬉しい。



でも兄たちがいる前でこんな事を行ったので同情が寄せられた。同情するならこの手錠の鍵をくれ！









そして自分の部屋へ来た。やっぱ一番ここが落ち着く。





「ようし、頑張るぞー」



「ああ、頑張れ」



「……ウス」





何故お前まで来たんだよ！なんてツッコミはもう在り来たりなので省略。

もう分かってると思うが、常にコイツは監視官の如く私を見張っている。なので一人でこっちに来れるはずもなく、泣く泣くカラ松兄さんも招き入れる羽目になった。くそぅ。





「数学数学……うわークソだる。今超絶面倒なとこやってんじゃん…気が滅入る」


「何処だ？」


「ん？ここ。このーーが……で○○ってやつ。この応用嫌いなんだよね」


「……」





ススス、と後退るカラ松兄さん。え？


おいコラ待て教えろよとっくの昔に習っただろ？と教科書を持ち指で指し示すも目を逸らし窓の外へと視線を向けた兄。





……まさか。





「カラ松兄さん…数学ダメなの？」



「……いや、そ、そんな事は無いぞっ」



「声めっさ裏返ってるけど。裏声になってますよー」





ホレホレ、この応用が目に入らぬかと教科書を見せつける。

必死に顔を逸らしながら、しかし何処からか取り出したサングラスで目線を隠しやがった。
そして何食わぬ顔で「いい風だな…」と不自然な程イイ声を出して窓から外の景色を眺めた。なんだコイツ。









カラ松兄さんについてのメモ→地味に数学が苦手



上記が何に使えるのかって？私にも分かりません。

チョロ松兄さんが最近やっと面接までありつけたけどにゃーちゃんのライブと被ってその就職を蹴った事ぐらいにどうでもいいです。

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