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47 なんとも言えない空気の中で ページ48

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「へぇ……神主ね」



「えぇ、そう立派な神社というわけでは無いのですが、なかなかいい所ですよ。
一度参拝にでもの立ち寄りになってください」



「ま、年末年始に一度くらいは行ってみるのも悪かねぇな」



なんだかんだ自然と会話が続いている訳なのだが……それはさておき、聞けばこの男、町外れの神社で神主をやっているらしく。

自分の身近で神様に仕えているような者はいなかったため、なんとなく新鮮な気分である。



「じゃあもしやあれですかィ、姉貴は参拝客で、そこから知り合ったとか」



そうシンプルに尋ねた沖田君に、男は「いや」と首を横に振る。



「その逆だよ。 僕がこの店に来たんだ」



それを聞いて、俺は純粋に驚いた。


……何に驚いたかって、



「この店滅多に客来ないのに、そいつは珍しいな」



その事実が軽い衝撃で、思ったことをそのまま口に出した。


だから、特に何か意味があって言ったわけじゃなかった。
____だが男は一瞬、それもほんの少しだけ目を見開いた。



(……なんだ?)



なんとなく不可解に見える反応に、少しだけ違和感を覚える。



(なんか変なこと言ったか?)



何か妙なことを言ってしまったのだろうか。 ……いや、そんなおかしなことは言っていないはずだが。



(……まぁいいか)



特に気にするようなことでもない。


そう考えた俺は、普通にそのまま話を続ける事にする。



「……まぁ、なんだ。 アイツとは結構付き合い長ぇの?」



「……そうですね。 初めて会ったのは四、五年くらい前ですから」



「ふーん……」



ということは、自然と俺よりも付き合いが長いということになる。
何せ俺がアイツと知り合ったのはほんの一、二年前。 共に過ごした時間はだいぶ違う。


これでも何十年生きてきた身だ___...それが当たり前なことくらい理解している。
だが、どうにもそれをすんなり受け入れたくないというか。 そこに感情論が入ってくるというか。
何処かその事実を否定したい自分がいた。


そして……こんだけこんがらがった俺の心情に更に追い打ちをかけるように、



「まぁそんだけ長い付き合いなら……きっと旦那以上に姉貴と親しいんでしょうねェ」



沖田君が確信犯的に呟いた。

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スージー・ズー - すみません!間違えました!銀ちゃんサイコー!って書こうとしたんですけど…笑 (2017年8月10日 21時) (レス) id: 277f6daa72 (このIDを非表示/違反報告)
スージー・ズー - んサイコー! (2017年8月10日 21時) (レス) id: 277f6daa72 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - めっちゃ面白いです!!!銀ちゃんかわいい(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年5月18日 21時) (レス) id: 667d20a7e0 (このIDを非表示/違反報告)
気空(プロフ) - 漆黒のラーメンさん» ありがとうございます!! 頑張りますね( ´-` )*゚ (2017年4月1日 12時) (レス) id: f4d2ff8c45 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒のラーメン - クッソおもしろいです!!!!! 頑張ってください!(*´∀`) (2017年3月31日 19時) (レス) id: dd18b39158 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:気空 | 作成日時:2017年3月20日 18時

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