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24 からかうのも程々に ページ25

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『…で、結局泊まってきます?』





脱線した話を戻すべく、再び旦那に先程の質問を尋ねた。
泊まるならこちらも色々と用意が必要だ、決断はなるべく早くお願いしたい。






「…ちなみに部屋は?」





『んな旅館じゃあるまいし…同じになっちゃいますけど』





「ざけんな!! お前と隣り合わせで寝たりなんかしたら俺が襲われんだろうが!!」





『マジで物理的に襲ってやろうか天パクソ野郎!!!!』






旦那の中の私はどんななんだ。
失礼にも程がありませんか、私これでも女なんですけど。






「...仕方ねぇ、流石に俺もこんな闇夜の中帰るのは気が引けるしな」





『旦那ビビりですもんね』





「違いますスタンドです!!!!」






必死に強がる旦那に適当に返事をし、少しからかってみることにした。

私に演技力なんて無いが、大袈裟なリアクションなら大の得意だ。
ビビりまくる旦那の残念な姿を、きっちりこの目に収めようじゃないか。


そんなくだらない決意を固め、旦那の背後を指差す。






「…えっ、何?」





『いっ...いるんです...』





「はぁ? いるって何が」






あれっ、おかしいな、全然ビビらないんだけど…。

いる、と言っても「何が?」と返すだけで全く動じず、むしろ怪しむような目で私を見る。






『だから…幽霊が、』





「幽霊なら今、お前の後ろにいるぜ」





『ははっ、それ私が幽霊とか平気なの知ってる上で言ってるんですか?
旦那の頭も衰えましたね!』





私がオカルト系に全く動じないのは旦那も承知のはず。
本当に、事実なのに、どうも旦那は疑っているらしい。

誤解されるのも気に入らないので、平気な事を証明すべく後ろを向いた。






「あ、姉貴…」





『ふぉァァァァァァァァッッ!!!!!
沖田君似の幽霊ィィィィィィィィ!!!!!』






まさかのまさか、本当に後ろに幽霊が。

あまりの衝撃と恐怖で、つい反射的に蹴りをいれてしまった。
幽霊ならするはずのない、ゴキ、という鈍い音をたてて。

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スージー・ズー - すみません!間違えました!銀ちゃんサイコー!って書こうとしたんですけど…笑 (2017年8月10日 21時) (レス) id: 277f6daa72 (このIDを非表示/違反報告)
スージー・ズー - んサイコー! (2017年8月10日 21時) (レス) id: 277f6daa72 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - めっちゃ面白いです!!!銀ちゃんかわいい(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年5月18日 21時) (レス) id: 667d20a7e0 (このIDを非表示/違反報告)
気空(プロフ) - 漆黒のラーメンさん» ありがとうございます!! 頑張りますね( ´-` )*゚ (2017年4月1日 12時) (レス) id: f4d2ff8c45 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒のラーメン - クッソおもしろいです!!!!! 頑張ってください!(*´∀`) (2017年3月31日 19時) (レス) id: dd18b39158 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:気空 | 作成日時:2017年3月20日 18時

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