酒は飲んでも、飲まれるな(２) ページ24
急に肩を抱かれ「自分のもの」宣言されたAは、驚いて宣言した人物を見上げた
切れ長の目はいつもより潤み
色白の頬は赤く上気している
なにより呂律も怪しい
――鬼灯さん、、、酔ってる？！
とりあえず、ここにいても桃太郎さんに迷惑かけそうだし、、
あ「鬼灯さん、皆の所に戻りますよ！」
Aは、するりと鬼灯の腕から抜け出すと
何故か、非常に申し訳なさそうにしている桃太郎に一声かけ
鬼灯と共に皆の座る席へと戻った
席に戻った鬼灯は、胡座をかいて座ると
ここに座れとばかりに、足の間の床を叩きながらAの名前を呼んだ
――さすがに、それは恥ずかしい、、
さりげなく鬼灯の側から離れようとしたAだったが
呆気なく捕まり、座らされる
そのうえ、鬼灯がAの身体に腕を回したので、すっかり後ろから抱き締められているような体制になってしまった
あ「ちょっ！鬼灯さん！？離して下さい！」
鬼「いやですよ。Aは離すと、すぐどこかへ行こうとするじゃないれすか」
あ「どこにも行きませんから！大丈夫です！」
鬼「それでもいやです」
そう言いながら鬼灯は腕に力を込め、ぎゅっとAを抱き締めた
あ「これって、、どうしたら？」
助けを求められた、幼なじみ三人は顔を寄せ合って相談する
蓬「いや、、俺鬼灯が酔ってる所って初めて見るから、対応に困ってる、、、」
お香「私もよ。とりあえず、暴れるとかじゃなくって良かったわね」
鳥「確かに！でも、今Aちゃんがそこから動いたら暴れるかも、、」
お香「それは、あり得るわねぇ」
鳥「あれだけ酔ってたら、もう少し飲ませれば寝るだろ！それまでAちゃんはあのままで」
蓬「暴れられたら、止められないからね、、」
三人からしばらくそのままでいるように告げられたAは
諦めの境地で、目の前にあった猪口をくいっと煽った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そのまま、しばらくたった頃
もう一人の厄介な酔っ払いが、ふらふらとこちらに近付いてきた
白「やっほ〜！飲んでる〜？、、、って、お前！なに、いちゃついてんだよ！！」
鬼「いいじゃないれすか！くやしかったら、お前も彼女作れ！」
呂律の回らない口調で言い返す鬼灯に
白「えっ？！なに？お前、酔ってるの？？おもしれ〜」
自分の作った薬の事など、すっかり記憶から抜け落ちた白澤は
鬼灯の向かいに腰を下ろした
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百花(プロフ) - ひぐらしさん» ありがとうございます！少しでも息抜きになっていれば嬉しいです。受験、頑張って下さいね(*^_^*) (2018年1月29日 12時) (
レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひぐらし - 受験勉強の合間に読んでいます。面白いです。これからもがんばってください! (2018年1月29日 2時) (レス) id: e56a4ed640 (このIDを非表示/違反報告)
百花(プロフ) - メーメー羊さん» 修正しましたー！教えていただいてありがとうございます！勢いで書くと誤字脱字が増えて駄目ですね(>_<) (2018年1月20日 15時) (レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
メーメー羊 - 鬼灯様が投げたカカオを実況する獄卒の台詞が「150キロはてでる」になってませんか？これからも頑張ってくださいね♪ (2018年1月20日 14時) (レス) id: 83f4e31a93 (このIDを非表示/違反報告)
百花(プロフ) - メーメー羊さん» 受験お疲れ様です！インフル、ダメ、絶対っ！！ですよー(>_<)そういう私も喉が痛い！ (2018年1月17日 17時) (レス) id: c60e5b16f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百花 | 作成日時：2017年12月3日 14時
