39.助言 ページ40
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ウィズにこれまでの経緯を説明し、私は具現化のコツを教わりたいと申し出る。
「そうね…別にいいわよ?」
『ほんと…!?』
『やったー!』と手を上げれば、ウィズに頭を撫でられる。
ふわふわとしていると、ウィズが手の中に銃を出した。
これ…念?すごい…
「ちなみに、私の念能力は悪魔の武器屋【デスビジター】。一度触った武器を具現化出来るってもの。まぁ、これには欠点もいくつかあるけど…使いやすいわ。ちなみに、具現化した武器はとっても強いのよ?」
『はへ…すごぉい!!』
私は銃を眺め、目をキラキラとさせる。
でも、どうやって具現化すればこんなに細部まで…
「まず、具現化するにあたって、頭の中で的確にイメージするのが大事ね。例えば、氷を一週間触ってるとか。すると、だんだん氷が体の一部になってくるわ。」
『え、でもウィズさんは一度触ったらなんでも具現化できるって…』
「それは、私の別の能力よ。まぁそれは置いときましょっ。とりあえず、氷柱なら針をイメージしてやってみなさい。」
私は、力を抜き、氷柱をイメージする。
冷たくて、尖ってて、細い…銀の針…イル兄の針みたいな…
すると、手の中に冷たいものができた。
『でき…た?』
「…天才なの?」
いつも言われます()
自慢じゃないです()
手の中には今までで一番綺麗な15センチほどの氷柱があった。
ほんと針みたい…
でも問題が…
『どうやって記憶を見るか何だよね…』
「でも、刺すってことは決まってるんでしょ?なら簡単じゃない。」
『え?』と私が首をかしげると、ウィズは「くっ…これが天然美少女…」と首を垂れていた。
いや、ウィズの方が美人なんだけどな。
「ごほん、えーとね?氷柱に念をまとえばいいだけよ。そして、頭に刺す。」
『…!そっかぁ!念で交信するのか…』
纏った念は私の念だから、氷柱を頭に刺して脳に流す。したら、私の念が察知して記憶を流してくれる。
…完璧かな?
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作者名:ふぃあろ・宮夢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時:2020年11月9日 21時