銀魂キャラにしてほしいこと【銀魂】【短編集】

抱きしめてほしい！【土方十四郎】 ページ2

夜の9時、土方さんの部屋で、二人でお酒を飲んでいた。

貴「今までお世話になりました」

明日、私は5年間勤めた真選組の女中をやめる。

おばあちゃんが倒れてしまったので、唯一の家族である私が世話をすることになったのだ。

お世話になった人達に挨拶をしてまわっていたら、土方さんに「二人で飲まねえか」と誘われた。

気さく、とは言えない土方さんにそんなことを言われたのは驚いたが、本当は優しい彼に好意を持っていたので、嬉しかった。



一時間くらい話していたのだろうか。

名残惜しいが、そろそろ戻らなくてはいけない。

貴「本当にありがとうございました。今まで何回も助けてもらって、優しくしてもらって。
今日、二人で話せて楽しかったです」

そう言って、土方さんの部屋を出ようとすると、腕を引っ張られて、

土方さんに抱きしめられていた。

貴「土方、さん……？」

酔っぱらっているのだろうか。

土方さんの顔を恐る恐る見ると、その顔は、彼の物とは思えないくらい赤かった。

土「A」

耳元に、土方さんの声が落ちてくる。

土「こんなこと言っても、困らせるだけかもしれない」

ドクドクと鳴っているのは、私の心臓の音？それとも……

土「でも、どうしても言いてえんだ。



　 好きだ。ずっと。」

夢かと思った。

ポロポロと涙がこぼれる。

土「悪い」

土方さんが気まずそうに私を離す。

貴「違うんです！これは嬉しくて……。

　 私も土方さんが好きです」

土方さんの目を見て言う。

土方さんのびっくりした顔が見えて、

もう一度、強く、抱きしめられた。





作「さっそく高評価ありがとうございます！」

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ヤクルコを飲んでいる晋助

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