2 現実ハ厳シカッター ページ3
確かに玲央や小太郎から聞いてはいた。
" 今年の1年にヤベェのがはいった "
ただそれだけ。
いや確かに赤司は(色んな意味で)ヤベェけどさ、もうちょっとなんかあっただろ。
せめてキセキの世代が入ったとでも教えてくれてたら、あたしはあと1年オーストラリアに籠ってた。
緑間や紫原、黒子ならまだしも。
よりにもよって赤司征十郎。はい笑えない。
『ていうかお前絶対あたしがいるって分かってて洛山きただろ』
「自惚れるな馬鹿め。しばらく見ないうちに縮んだか?」
『よし滅べ』
赤司の胸倉をつかむあたしを玲央と小太郎が必死になだめようとする。
相変わらずあたしに敬語使わないのなこのクソガキ。
「Aと征ちゃんって知り合いだったの?」
「そういやAも赤司と同じ帝光中だったよな?」
「ああ、そうだ親しい仲だ」
『なにいってんのお前』
あたしとテメエのどこが親しいんですか。
寧ろどう見たって犬猿の仲だろうよ。
久しぶりの学校でたくさんの友達や仲間と感動の再会するつもりが、クソ生意気な後輩と最悪な再会をしてしまったあたし。
赤司のせいで今日1日がすべてパアだ。
ちなみに今日バスケ部は3年生の引退式らしい。
なのにおかしい黛・ラノベぼっちがいない。
赤司を放置して、黛・ラノベぼっちを探しに行くと白金監督にばったり出会った。
「久しぶりだな間宮」
『お久しぶりです白金監督』
「帰国早々悪いんだが、今日からお前が女バスの主将だ間宮」
……は?
『……すみません仰ってる意味がよく分かりません』
「決定事項だ。変更は一切認めない」
『………!赤司!!!』
突然の出来事に頭を抱えていると天敵・赤司が登場した。
コイツの上から目線つくづくムカつくな。
「赤司がお前を主将に推薦したんだ。まあ間宮なら実力は十分だと満場一致で即決したよ。4月には決定していたんだが、お前が独断でオーストラリアに留学したからな。代わりを副主将に任せていたんだ。赤司に感謝するんだぞ」
だってよ、ははは。
まさかとは思っていたけどやっぱり元凶はお前か赤司征十郎!!!
あたしが主将?ふざけんな面倒くせーんだよ殺す。
「俺に感謝するんだな」
『(しねよ……)』
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Myuna(プロフ) - 毎日続き楽しみにしてます!応援してます 頑張って下さい!(。・ω・。)ゞ (2017年8月6日 20時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - オオムラサキさん» ありがとうございます!!ぼちぼちですが更新頑張らせていただきます〜!! (2017年5月12日 0時) (レス) id: 9e06a18cdb (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - yumさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません…!!長期戦になりますがこれからもこんな2人をよろしくお願いします(笑) (2017年5月12日 0時) (レス) id: 9e06a18cdb (このIDを非表示/違反報告)
オオムラサキ - トップ画もお話の内容も好きです!!更新めっちゃ楽しみにしています。 (2017年5月9日 16時) (レス) id: 9910ac75da (このIDを非表示/違反報告)
yum(プロフ) - 赤司もかっこよく決まって、主人公ちゃんもちょっといい感じだったのに、最後の五円チョコ(笑)最高ですね(笑) (2017年4月15日 5時) (レス) id: 16305ab699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちごめ | 作成日時:2016年1月11日 3時