放課後の教室と貴方の字

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龍：おねぇちゃん!!まだ!?

A：まだ。



私が引き止めた後、快く二人は了承してくれた。龍は早く2人とご飯が食べたくて、私を急かす。



龍：ねぇえ−−!!

A：･･･沖お兄ちゃん一お兄ちゃんに遊んでもらいなさい。

龍：うん！



作っている最中にいつもより多い皿の量とご飯などを見ると、急に心が弾んだ気がした。

出来て、机の上に並べる。並べると思うのはお父さんとお母さんが居たらこうなる

んだろうなと思う。



A：はぁ･･･出来ました。



いつもより多い量に思ったより疲れた。沖田さんと斎藤さんは見ると「凄い」と言った。

私の横に斎藤さん、向かに龍、その隣に沖田さんが座った。いつもなら二つ空いている席が

埋まると、違和感があった。食べ始めると斎藤さんが何かに反応した。



斎藤：これは･･･豆腐か？

A：はい、豆腐ハンバ−グです。龍があなた方に好きな物を食べさせてあげたいと･･･
　 お口に合いませんでしたか？

沖田：いやいや違うよAちゃん、その逆。

A逆･･･。

斎藤：作り方を教えてくれ。

A：･･･はい。



沖田さんは「一君は豆腐が大好物なんだよ」と付け加えた。食べながら斎藤さんに

言葉で教えていた時だった、龍がこっちをじっと見ている事に気づいて見ると――



龍：パパとママ!!

A、斎藤：はっ!?/なっ!?

沖田：あははっ！パパとママ!!

龍：？



龍の突然の発言に意表をつかれ、沖田さんの笑い声だけが響いた。

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