俺はモテたいです！！！【男主】

モテない俺の29日目 ページ34

ほんっと最悪だ。


最悪of最悪に五乗して50倍しても足りないくらい最悪だ。


なんで…



なんで…


『女装して太宰と合同任務なんだよぉぉ！！！！』

「ぶふっ！似合っ、てるよ。Aっ！」

『笑ってんじゃねぇぞ死ね！見んなくそ太宰！！』


うぅ、それもこれも全部森さんのせいだ…




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「急に呼び出してすまないね。太宰君。A君。」

『はい。なるべく横の奴と同じ空気吸いたくないので手短にお願いしますね森さん。』

「酷いなぁ。あっ、そういえばAこの前見てた【絶対モテる！女の子をメロメロにする方法】っていうブログあれ詐欺だからやめといた方がいいよ。」

『ヴァ！！？何でお前そのブログ名をっ！！誰にも言ってねぇのに！！？』

「あはは、あっれぇA？同じ空気を吸いたくないんじゃないの？会話は控えなきゃ。」

『うっぜぇ！！！こいつ！うっぜぇ！！！』

「二人とも話を聞いてね。」


呆れ顔の森さんが俺たちの会話を静止する。

あっ、そういえば此処首領室だったわ。まぁ、ブログの事は後で太宰を問い詰めよう。


「で、早速本題なのだがね。二人に合同任務を行なってもらいたいんだ。」

『いやです。』
「拒否権はないよ。」

『何でですか！！！？』

「A君には悪いと思っているんだがね。何しろ二人でないと、実行できないし、この任務ができるのは君達だけなんだ。頼まれてくれるかな？」

『うぐっ、森さんが、そこまで、言うなら……。』

「はい。分かりました。」


こんな風に頼まれたら断るに断れないじゃないか…。まぁ、落ち着けA。どうせ普通の任務。いくらクソ太宰と一緒だからと言ってぱぱっと終わらせて帰れば…


「二人にしてもらうのは潜入操作でね。どちらかに女装をしてもらいたいのだけれど…」

「Aで。」

『はぁ！！！？』


ちょっと待てよ！！何で俺！！？女装なんかしたら太宰に一生のネタにされちまうだろ！と言うか今よりもっとモテなくなったらどうしてくれるんだぁ！


「フッ。まぁまぁ、A大丈夫だよ。Aは女顔だから絶対似合うってっ！！」

『おいテメェ笑いが堪え切れてねぇんだよ。』

「そう言う訳で。二人とも、頼むよ。」

「はい。」

『えっちょっ、まっ！！！』


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しかも俺と太宰でカップルの振りをして潜入。

俺前世でなんか悪いことしたのかな。

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