検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:85,933 hit

26【過去ver.】 ページ26











「と言う訳で、今日から高専の生徒になる、永広Aだ」

「よろしくお願いします」


晴れて、今日。東京都立呪術高等専門学校に、永広が入学した。


「オマエ、マジで16だったのかよ」

「うん」

「悟、女性の年齢に対してとやかく言うのは良した方がいい」


早速突っかかる五条に更に突っかかる夏油。その間に、家入が永広に話しかけた。


「新入生。私、家入硝子。好きに呼んでよ。私は永広って呼ぶからさ」

「いい…んですか?」

「無理して敬語にしなくても、お堅いな」

「じゃあ、家入。よろしく」


永広は正直な話、同性の同世代に会うのは初めてである。真顔かよ、などとツッコまれるも、自覚がないようだった。


「硝子の自己紹介が終わったなら次は私かな。とは言っても、1度簡単に済ませたけど」


いつの間にやら、夏油が混じって話しかける。


「夏油傑。私の事も、好きに呼んでいい。敬語も使わなくて構わないよ」

「じゃあ、夏油。よろしく」


五条と違って気性の荒くない2人に安心する永広。一方その五条は、面白くなさそうにしていた。


「おいオマエ」

「…何?」

「俺は敬語使わなくていいなんて言ってねぇけど」


新人イビリのような、小学生男児のイタズラのような発言に、夏油が顔を顰めた。止めに入ろうとする前に、永広が言う。


「だ、ダメだった…です?」

「……別にダメじゃねぇけど」

「じゃあ五条のままで」

「開き直んな」


べシッと頭を叩く五条。痛みを感じない永広は、逆に気持ち悪いのか嫌な顔をした。


「ダメじゃないか悟。女性の頭を叩くのは」

「女性女性うるせぇよ。ハツジョーキか」

「いつもあんな感じだから放っておいて大丈夫」

「そうなの?」


勢いのある1年生メンバーの揃いに、夜蛾正道は頭を悩ませたそう。

27→←25



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (101 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
339人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夢小説
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2021年3月9日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。