図書館広すぎ泣ける ページ35
純也side
純也「いや、にしても広いね…」
環「そうかな？」
純也「あ、あんたに共感を求めた俺が悪かったは。」
環「え、ちょ？純也くーん。怒らないで〜。」
図書館の扉を開くと、そこはもう俺の知っていた図書館ではない。
純也「下手に近所の書店に行くより、ここのほうがお目当ての本があるっていう、ね。」
環「そういえば、純也はどんな本をよく読むんだ？」
純也「あー。俺？まあ、見ての通りレシピ本とか…あとはダレム·シュンとかかな。」
ダレム·シュンか…
懐かしいなあ。
環「ダレム·シュン!?純也も読んでいるのか!!」
純也「え、ああ。うん。中学生の時だけど。」
環「そっか！」
なんか意外だ。
アホそうなのに。
あ、でもいいとこの坊っちゃんだったら読書しなさいみたいなのかな？
純也「ということは、環も好きなのか?ダレム·シュン!」
環「ああそうさ！でも本当にバンパイアてっ格好いいよなあ〜。俺もなれるかな？」
純也「いや、無理だろ。」
心なしか、顔が紅潮している環。
純也「でも、お話の中で戦闘するシーンがあるじゃん。」
環「？うん」
純也「あのとき、ダレム達。すっごく格好いいよな。」
環「！」
その時の感動を思い出すだけで、胸が熱くなる。
純也「地下路に隠れた敵を倒しに行くシーンも、ドキドキして…。」
ついそう熱弁していると、環のポカーンとした間抜けズラが目にはいった。
純也「ああ。悪い。ついつい語ってしまった。」
そういって言葉をかけるも、反応がない。
不思議に思っていると、
環「純也。」
純也「あ、はい。」
環「君…そんな顔もできたんだね！」
純也「え?」
環「いやはや、最初からそうやっていればいいものを…。」
純也「ちょっと何言ってるか…。」
環「すごく幸せそうだね。」
純也「そうかな?」
環「うん。また今度聞かせてくれ。ついでにおすすめの本も。」
純也「分かった…。って！まだ俺は認めてないよ!!あんたのこと!」
環「にゃはは！せっかく仲良くなれたと思ったのに…。」
ちょっと嬉しいような気持ちもどこかにあった。
終わり
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うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になっていますが、これで終わりなのでしょうか？ (2021年11月7日 18時) (
レス) @page35 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - 細部の設定をきちんと確認して欲しいところがあります。それとブラウスに関してもキチンと理解できてないようなので調べるのをおすすめします。 (2019年11月1日 19時) (レス) id: 20479eff42 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - あれから更新されてませんが？大丈夫ですか？更新復活できるように頑張ってください！ (2019年9月13日 22時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - 五月七日さん» ありがとうごさいます！最近勉強が忙しくって...なかなかウラツクに更新しにこれてなくてすみません。続き頑張って書きますね！ (2018年12月30日 22時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2018年12月26日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふてんにぶおんぷ | 作成日時：2018年7月23日 0時
