ホスト部おかかえパティシエさん【桜蘭高校】

優しさ ページ18

モリside




モリ「･･･着いたぞ。純也」


見慣れた廊下を歩いていくと、そこにはホスト部がある。



純也「あ･･･ああ。そう、みたいだ、ねえ」

ガクガクブルブル




ハニー「やぎちゃん？どうしたの？生まれたばっかりの鹿ちゃんみたいになってるよ？」


純也「い、いやだなあ。ハニー先輩。
俺、大人の世界に足を踏み入れるのがちょーっと怖いなーなんて思ってませんから、ははは」



モリ「･･･」



純也から大量の冷や汗が出ているように見える。







ハルヒ「純也先輩！？
そ、そんなに怖がらなくていいですよ･･･！ちょっと頭のネジが外れたうざナルシホストがいるだけですから･･･
」

ハニー「そうだよ？ケーキがたーくさんある夢の国だよ？」

純也「ゆ、夢の国？なら、なに？○ッキーマウスがホストしてるの？え！？」

モリ「ち、ちが･･･」





純也が混乱している。






純也「そ、、そんなの！
シュール過ぎて俺。どんな反応すればいいかなんて･･･分かんない、よ(ウルウル」


3人「「「(何？この可愛い生き物///)」」」





ドサッ。

純也はそういっておいおいと泣き始めてしまった。








ハル「･･･っ。すみません、でした。純也先輩の嫌がることをしてしまって」



ハニー・モリ「「。」」

･･･確かに、ハルヒの言う通りだ。


いくら環の指示だからといってやり過ぎたかもしれない。

俺たちが罪悪感にかられ、暗い顔をしているとふらりと純也が立ち上がった。








純也「ハ、ハルヒさあーん！！(泣」

ハル「え！？ちょちょちょちょっと///純也先輩！」


ギュウっ！

次の瞬間、純也はハルヒを抱き締めた。

純也「俺は大丈夫だよ。･･･そんな悲しい顔なんてしないでくれ(グスッ」

ハル「べ、別に僕は///」



モリ「光邦。ハルヒの顔が赤い。･･･熱があるのか？(ボソッ」

ハニー「うーん。どうだろう？(ボソッ」

心なしか、ハルヒが喜んでいるように見えるから大丈夫だろう。



俺は純也に近づいた。

モリ「･･･純也。」

純也「モリ先輩？」

そして、純也の頭を撫でてみた。

純也「！？･･･えへへ。なんだかくすぐったいです。」

モリ「！」

そういう彼の口元が見え、はにかんでいることが分かった。




純也の頭は温かくて、髪の毛からいい香りがした。

『ハルヒの人』だ！→←環「皆の衆に、伝えなくてはならないことがある！！」

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