どうせなら、雪になって消えたい【鬼滅の刃】

十六. ページ16

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家族の頸を斬ったあと、どれだけの時間をその場に立ち尽くしてたんだろう


ひたすら....震えが止まらなかった



自分の家族を手にかけたこと、そして刀を持った自分がこれだけ動けたこと


何が何だかわからなかった




これは...過去の出来事だ


記憶が現在でも、過去を繰り返すだけ


今のような実力はなく、まだまだ弱い当時の自分のままだ




だから...どう足掻いても私はまた家族を殺すしかなかったんだ


そしてまた、鬼殺隊に入り..."あの日"も繰り返す




この鬼の血気術か...厄介だ


精神を壊してしまおうというわけか







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血気術が解けないまま時間は過ぎた




家族を殺した私は、家族を鬼にした奴に復讐するために鬼殺隊に入ることを決意した


兄の部屋から｢雪の呼吸｣の書物を見つけ


一度読んでみたら...それだけでなんだか出来るような気がしたんだ




それから兄の日輪刀を持って鬼殺隊の最終選別と言われるものに無断で参加した


本来なら前段階があるみたいだけど


無事に選別を乗り切ったらそれも許され




そして....彼とも再会した






A｢義勇....｣



義勇｢Aっ...!!?｣





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