帰り道 ページ7
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ブラン「もう夕刻だから、帰ったほうがいいよ」
フェンリル「そーだな。帰るぞアリス、アンヌ」
オリヴァー「小娘とフェンリルの隣にいるとまるで親子だな。ガキの小ささが目立つ」
アンヌ「言ったなクソガキ。今思ったんだけど…私の方が背が高いね？小さいオッサン☆」
オリヴァー「仮にそうだとしても俺の方が偏差値は高いな」
アンヌ「そっかー、さっすがオッサン☆」
フェンリル「やめてくれアンヌ…セスと俺がまとめて拳骨を食らっちまう」
アンヌ「ごめんなさい、フェンリル兄さん」
ブラン「またおいで」
アリス「ありがとうございました！」
フェンリル「おい、ブランとオリヴァー」
ブラン「何だい？」
フェンリル「今日はもう家から出るんじゃねえぞ」
オリヴァー「あ？なんでだ？」
フェンリル「ボソッ)誰かががここを囲んでる」
アリス「えっ？なんで…」
アンヌ「アリス姉さん、しー。だよ」
アリス「あっ、そっか」
フェンリル「誰かに迎えを頼むか…」
ブラン「じゃあもう少しいるかい？」
アンヌ「え…もうすぐ夜が来るんだけど」
ブラン「いいよね？オリヴァー」
オリヴァー「別に構わないが…俺の部屋には入るなよ」
アンヌ「…1人で帰る」
フェンリル「じゃあ送ってくけど…なんでだ？」
アンヌ「夜が来るから」
フェンリル「夜が嫌いなのか？
アンヌ「うん。夜までに部屋へ魔法使って帰る」
フェンリル「転移魔法か？」
アンヌ「魔法石あるし部屋までならいける」
アリス「そっか、どうするフェンリル？」
フェンリル「レイに連絡しとく。気をつけてな」
アンヌ「うん。じゃあまた明日！」
オリヴァー「ブラン、俺は部屋に行くからな」
ブラン「いってらっしゃい」
アリス「やっぱり眠いんだね」
オリヴァー「…そういうことにしておいてやる」
フェンリル「眠いん…だろうなあ」
アンヌ「ただ今帰りました！」
レイ「おかえりアンヌ。フェンリルは？」
アンヌ「まだブランの家。夜が来るから帰ってきたけど…何があったの？」
レイ「あー、実はな？チャツネが暴れ出した」
アンヌ「え？シリウス兄さんいないの？」
シリウス「レイ、何事だ？」
セス「このオッサン！ペットの面倒くらい見ておいてよ！暴れてるのよ！」
シリウス「…わかった。チャツネ」
チャツネ「！」ヽ(￣д￣;)ノ=3=3=3
セス「凄まじい猫かぶりね…」
アンヌ「あっ！」
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作者名：まい | 作成日時：2019年8月16日 13時
