ブラン宅でのお茶会2 ページ6
アンヌ「よかったら、その人参私が食べましょうか？」
オリヴァー「は？」
アンヌ「年下には優しくしなきゃいけませんもの…ね？おちびさん」
オリヴァー「なんつった？このクソガキ」
アンヌ「そんな言葉使うほうがクソガキじゃなくって？人参嫌いくん」
オリヴァー「そうやって人を煽るところは言葉を覚えたてのガキだな」
アンヌ「揚げ足をとるのもガキのすることじゃない？」
オリヴァー「さあな？年上に敬意をはらえないところを見るとお前の方がクソガキだが？」
アンヌ「年上…？それは失礼しました」
オリヴァー「急に何だ気持ち悪い」
アンヌ「ごめんなさーい、許してちょうだい？…オッサン☆」
オリヴァー「口が減らないガキだな」
フェンリル「さっきのは完全にセスの悪影響だな」
ブラン「いつものことだしオリヴァーも喧嘩相手ができていいと思うよ。君たちは近況報告してお菓子を食べなさい」
アリス「ほんっとにブランさんのキャロットケーキは絶品ですよね！クッキーも美味しいし…最高すぎます！」
ブラン「こんな素敵なレディに褒めていただいて光栄だよ」
アリス「いえ、素敵なレディなんかじゃないです」
オリヴァー「ブラン、お前よくそんなセリフが吐けるな」
ブラン「本当のことを言ったまでだよ」
アンヌ「ブランさん、アッサムティーお代わりしてもいいですか？これ美味しい」
アリス「やっぱりアッサムティーは美味しいよね」
オリヴァー「お前の胃袋の収納力にはもう驚かないことにした」
アンヌ「アリス姉さん、何で太らないんだろ…」
フェンリル「鍛えてるわけでもねーのにな」
アンヌ「私は多分すぐ太るな…」
オリヴァー「今痩せてるとでも言いたげだな」
アンヌ「なに？このピーマン野郎」
オリヴァー「チェシャ猫が近寄らなくて清々する」
アンヌ「チェシャ猫…？誰？」
フェンリル「ロキのことだろ」
アンヌ「…ロキ？そんな人がいるんだ」
オリヴァー「お尋ね者の飼い猫だ。うるさくって仕方がない」
アリス「そうかなぁ…可愛いと思うけど」
ブラン「君は可愛いから発言には気をつけたほうがいいよ。いつどこで狼が見てるやら…」
アリス「狼…？そしたらフェンリルに守ってもらうから平気です！」
フェンリル「…そーだな」
アンヌ「(ボソッ)まさか、無自覚の狼が近くにいるとは思ってもいないんだ…嘘なのか何なのか…」
フェンリル「なんか言ったか？アンヌ」
アンヌ「何にも？フェンリル兄さん」
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作者名：まい | 作成日時：2019年8月16日 13時
