25話目です。 ページ34
次の日。
学校に何時もより20分も早く着いてしまった。
もし、マンション内で会ってしまったらどんな顔をすればいいか分からない。
それに昨日涼太にちゃんとお礼を言えて無かった。
静かな教室は何か孤独に感じた。
遠くからは小学生が楽しそうに登校していた。
いつからだったんだろう。
祥吾があんな性格になったのは。
もう7年は経つのに。何を見てきたんだろ。
馬鹿だ。私、本当に馬鹿だ。
馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿。
あぁ。何かただ、馬と鹿を並べたようにした見えないや。
黄「Aっち?早いッスね。」
紅「涼太...。珍しいのはそっちもでしょ？
いつもギリギリなのに。」
黄「何か、早く目が覚めちゃって。
...大丈夫ッスか？身体の調子は。」
紅「あ、うん。
そう言えば、昨日はありがとう。
保健室に運んでくれて。」
黄「無事なら良かったッスよ。
マジ焦ったッスもん。容態が悪化していくもんだから。
本当に無理はダメッスよ。」
紅「ゴメンね。何か迷惑ばかりかけて。」
黄「Aっち、勘違いしてるッスよ。」
紅「何が？」
黄「皆迷惑なんて思って無いッスよ。
寧ろ、心配してるッスよ。
無理に何があったかは聞かないッス。
けど、一人で抱え込みすぎるのも良くないッスからね。」
そう言って、涼太は頭に手を置いて少しクシャクシャってした。
その行動にとても安心感を覚えた。
手が大きいからか、包み込まれた感覚。
祥吾もよくこうしてくれていた事を思い出す。
何でだろう。
祥吾と涼太が重なる時が何回かある。
笑った時の無邪気な感じや練習しているときの真剣で楽しそうな表情。
多分本人に伝えたら良い反応はしないんだろうな。
何か、自然と笑みが零れた。
紅「ありがとう。
何か、凄く励みになったかも。」
黄「それは良かったッス。((ニコッ」
イヤ、前言撤回。
涼太は涼太なりの光、オーラを持ってる。
凄く輝いている、強い光が放たれているように見えた。
そこに何か、居心地良さがあった。
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美夜♪(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。すいません、こちらの間違えで、夢主は17ではなく14の設定だったのですが間違えてました。修正しましたが他にも質問やご指摘があれば遠慮なくお願いします。これからもよろしくお願いします。 (2017年7月14日 13時) (
レス) id: 5bdc5c3749 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール - あの、身長145cmはちっちゃ過ぎです。17歳なら150~160台がいいのでは？ (2017年7月14日 9時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美夜♪ | 作成日時：2016年11月24日 4時
