仲間に裏切られたから復讐してやろうと思う。 【東リベ】

未来の君は ページ3

花垣side
直人「いいですか、武道君。君が過去に行って変えてくるのはこの3人です」

直人は俺の前に3枚の写真を並べた。

武道「これ、女の人？」

直人「えぇ。この中で1番ヤバい人ですよ、その人。現東卍を傘下に置いている世界的な組織、“復讐者”と言う組織のボスです」

俺は女の人の写真を見る。

髪が地面スレスレまで伸びていて目は左右で色が違う、世に言うオッドアイってやつだ。

武道「なぁ、直人。この後ろに映ってんのって誰？」

俺は女の人の後ろ映っている男を指さした。

直人「これが“復讐者”のNo.2、星詠 南雲です」

武道「ほ、ほしうた？」

直人「えぇ。星詠は主に彼女の世話係です」

直人はそう言うと目の前のホワイトボードに色々書き出した。

直人「“復讐者”とは警察さえ情報を掴めない要注意組織ですが………」

武道「な、なんだよ直人。はっきり言えよ」

直人「…………警察に認められている組織なんです」

武道「………………はぁ？」

俺は頭が真っ白になった。

要注意組織なのに警察に認められてる？なんでだ？

直人「彼女達は特殊なんです。滅多な事では殺しや犯罪に手を染めない。そして、市民に好かれていると言うのが大きいと」

直人はそう言うと俺に目を合わせた。

直人「彼女は元々は東京卍會の創設メンバーの一人でした。ですが、2005年、5月7日、彼女は東卍から突如として居なくなった」

居なくなった？どう言う事だ？

直人「そして、その代わりの様に東卍に入ったのが霧山 華香と言う女です」

武道「その人の写真は？」

直人「……………彼女は1ヶ月前に“復讐者の“五大幹部”の1人殺されています」

息を飲んだ。

殺された？なんでそんな事に……。

直人「兎に角気をつけてください。彼女は危険ですから」

俺は直人からさし伸ばされた手を見つめる。

直人「この2人、佐野と稀咲が出会わなければ姉さんは死なない」

武道「ヒナを救う！その華香さんっていう人も！」

俺は直人の手をとった。

これが俺のリベンジだ！

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