【呪術廻戦】圧縮系呪術師 弐【男主】

#15 もっとと一緒に ページ14

＊


───パチッ



夜中に目が覚めた。

此処は… 俺の部屋か。



……あー、パンダに担がれながら気絶して…

駄目だ、現状が分からん。



ベッドサイドに置いてあったスマホを手に取ると、眩しいブルーライトに照らされる。


時刻は午前1時。



刺し傷は───、ほぼ治してもらったみたいだな。



こんな時間だがずっと寝ていたせいか眠気が吹っ飛んでしまった。


喉も乾いてるし、自販機に行きがてら散歩でもするか。



誰かが着替えさせてくれたのか部屋着を着ていたため、軽く上だけ羽織って財布とスマホを持って部屋を出た。



＊



寮の談話室ではなく、学校の渡り廊下にある自販機の方まで足を運んだ。

適当に飲み物を選んで、そのまま側にあるベンチに座る。


ペットボトルのフタを開けて、中身を半分ほど飲み終わった時だった。




？「あれ、A？」



暗がりの廊下の方から声をかけられる。

この声は───、




『…悟』


五「こんな時間に何やってんの、こんなとこで。まだ寝てた方がいいんじゃない？」


『逆に寝過ぎて今眠くない。
悟こそ、こんな時間まで事後処理か？ そんなに真面目だったっけお前』


五「まっ！ 失礼しちゃーう！
僕だって色々あるんですぅー」



いつも通りに会話できてるはずだった。

でも、コイツの声を聞いて、姿を見て……。


＊

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