39話 ページ40
初めての感覚、誰かの背中の上におんぶしてもらう、なんともいえないあたたかさ。
「A！」
「Aさん！」
前には友也くんと創くん、そしてに〜ちゃんが居る。
「あの、本当にごめんなさい！俺たち何にも知らないのに、あんな酷いこと言ってしまって…」
「大丈夫だよ…。みんなに頼るってことを知らなかった私が悪いから、こちらこそごめんね…。明日からいつものように戻るから！」
「A、それはダメなんだぜ！」
「え？なんで…」
「絶対安静！！なんだぜ！」
「光くん…」
「光くんの言うとおりです！明日はきちんとお休みして明後日からまた元気な顔見せてくださいね♪」
「そうだぞ、明日はAはお休み。これはに〜ちゃん命令だからな」
「分かりました…」
に〜ちゃん命令なら流石に破るのは心が苦しくなる。
「何か言いたげな顔しない！またパン届けてやるから、元気だすんだぞ！」
「パン…？」
に〜ちゃんは笑顔で言ったのだ。
あれは光ちん個人からの差し入れじゃなくて俺らRa*bitsからの差し入れだと。
驚く私の表情を見て、やっぱり気づいてなかったのか…。と友也くんは言った。
「…ありがとうございます。あ、光くんにお願いがあるの…！」
「オレにできることならなんでもお任せなんだぜ！」
「実は、差し入れのパンを全部自分で食べようと思って、食べまくってたら太っちゃったから痩せたいな、、って…。だから、一緒に走って欲しいな…」
「太ってないと思うんだけどな…、いや、むしろやっと普通レベルだと思うな、俺からしたら…」
「ぼくもそう思います…」
「女の子は気になるの！1キロでも増えたら人生の終わり感じたりとか…」
「…するの？本当に？」
「気にしながらパンを持ってました…。ああ、、だから、ねっ？お願いします…」
「ダッシュなら大歓迎なんだぜ〜〜！！」
「ありがとう、光くん。ありがとう、Ra*bitsのみんな」
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あいらいす(プロフ) - コメント失礼します！わたしはみつる推しなのですが、なかなかメインのモノがなく…こちらやっと見つけて読ませていただいたのですがとてもキュンキュンしました(*´-`*)めちゃくちゃ感動してます…！続き楽しみにしてます！頑張ってください☆ (2016年5月7日 23時) (
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作者名：柚日 | 作成日時：2016年4月23日 0時
