【ダイヤのA】何度でも君に恋をする【成宮 鳴】

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｢せん…せ…？｣

鳴｢あ………昔、同姓同名の幼なじみがいたからさぁー、びっくりしちゃった！｣

｢幼なじみ……｣



やっぱりそれって、
私のことかな…。


確かめたいなー！
でも、いきなり聞いても怪しまれるだけだし、
もしかしたら、前世とか嘘かもしれないし！



でも…………



｢あの！先生は、めー とかあだ名で呼ばれてなかった？｣



あぁ、やっぱり言わなきゃよかった。


この名前を口にした途端、
胸がぎゅうっと苦しくなって
涙が出そうになった。



めー…ごめんね、死んじゃって。
今更謝っても……遅いけど、

死ぬなんて、思わないじゃない。



心が。全身が。
"相田 A"でいっぱいになる。

頑張って、逢田でいよう。って…………

でも、止まらない。





激しい後悔と、鳴への思いが。





鳴｢よく…知ってるね。…うん、呼ばれてたよ｣



鳴｢今はもう、呼ばれなくなったけどね｣


｢…っ｣






私だって、呼びたいよ。


めー って。




｢あ、あはは！やっぱり！？なんか、そんな感じしたんだよねー！｣




いけない。
今は逢田Aなんだから、
姿も声も違う。


それに、16歳と28歳



あれから16年も、たっている







どんな顔で、どんな声だった…なんて
覚えてるわけない。

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