4./勇気と恋の隠し味*maple様リク ページ8
今日は２月１４日。何の日か、貴方はわかるよね？
そう、バレンタイン…
私は、チョコをバッグに潜ませて、登校した。
…本命チョコを、１個だけ。
そのチョコを、渡せるかどうかが問題で…
わくわくどきどき、同じ感情がぐるぐると思考回路をめぐる。
どうやって渡そうか、まずかったらどうしようか、受け取ってくれなかったら、どうしようか…
教室に入ったら、呼び出すんだから…
いつの間にか、心はバクバクで、その心配しかしていなかった
何時もよりも重たい足取りで教室に入る。
「おはようございます、A様」
「おー。おはよ、A」
弓弦君と真緒君だ。
「おはよう…」
「どうしたんだよ、元気ないけど」
「あ、いや、別にそういうわけじゃないから、心配しないで」
二人が気を逸らした隙に、彼の傍に近づき＿
「あのっ」
「みかりんの癖に、ナマイキ〜」「ちょっ、朔間くん、くすぐったい、あははは！」
声に声がかき消された。
それと同時に、チャイムが鳴った。私は慌てて席についた。
「(はぁ…しょうがないか…昼休みにでも、直接渡そう)」
授業が終わり、私はすぐに席を立った。けど、もう席に彼はいなかった。
急いで廊下を見てみると、彼の後ろ姿があった。
私は後を追った。すると、彼は金色のカードをちらつかせて、透明のバリケードが貼られている壁のカード認証をするところに、ぴたりと合わせて、普通科に入った。
これはなんなのだろうかとずっと思っていたけど、こうやって使うんだ。
私もマネするようにして、ぴっとカードをかざした。
すると、壁がスッと消えて、入ることが出来た。振り返るとあっという間に、壁は復元した。
「んあっ、お師さーん！」
彼がとたとたと走る。すると次の瞬間、彼は普通科の女子生徒に囲まれていた。
チョコを両手に、彼に渡そうと、無理やり持たせる普通科の生徒。
ごとごとっと、床に大量のチョコが落ちる音がする。
「(また、無理だったか…)」
とぼとぼと、私はアイドル科に戻った。
放課後。私がトイレから戻ると、クラスに彼の姿はもうなかった。
慌ててコートを着て、マフラーを持って、カバンを片手に夢ノ咲学院を出た。
すると、彼は軽く小走りするように、どこかへ向かっていた。
いつもとは違う方向に。
私は追いかけた。
彼がついたところは、薄暗くて、でも綺麗な公園。
私は、小さめの石垣に隠れて様子を伺った。
そこには、普通科の生徒がいた。
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いず - ☆メロディ☆＠焼き氷。さん» そうです！文章力なくてすいません…書いていただけたら嬉しいです！！ お願いします！ (2017年8月17日 22時) (
レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - いずさん» ２度目のリクエスト、大変嬉しく思います！承りますが、翠(泉)というのは、翠と泉どっちも、ということでしょうか？ (2017年8月15日 22時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
いず - 再びリク失礼します！！ほぼ同じなんですけど、泉のデレデレと翠（泉）の幼馴染からの告白…的なのお願いします！！ (2017年8月15日 21時) (レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - はい！なんでも良いですよ！！ 書いてくださるだけで嬉しいです！！ (2017年8月13日 11時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - 卯月さん» 千秋ですね！中身はなんでもよろしいんでしょうか？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆メロディ☆
作成日時：2016年12月17日 12時
