64話 ページ17
ある日、誠と詩はいつものように任務へと出かけました。
ただ一つ違ったのは娘が夫婦が任務へと出かけることを異常に渋っていたことぐらいでした。
娘が我儘を言うのはとても珍しかったのです。
しかし２人は“帰ってきたらたくさん遊んであげるから待っていてね”と約束をして任務へと出かけて行きました。
娘はその言葉を聞くと嬉しそうな笑顔を見せ夫婦もとい両親を見送ったのです。
そして娘は兄と家で大人しく遊んでいました。
この２人はとても兄妹思いでした。
片時も離れずに一緒にいたくらいに。
そしてどちらとも幼子とは思えないくらい賢く、物事を見抜く力を持っていました。
彼らは少し不思議に思いました。
両親がいつもの時間になっても帰ってこないのです。
多少嫌な予感を持ちながらも２人は両親を待っていました。
しばらくすると扉の開く音が
「お母さんとお父さんが帰ってきたのかな？」
「きっとそうだよ！
お帰りなさいって言いに行こう！」
「うん！」
・・・しかし、待ち構えていたのは両親ではなく
“蛇のような風貌”の人でした。
「貴方達が誠さんと詩さんのお子さんね。」
「・・・何故両親を知っているのですか？
あなたは一体誰なんですか？」
「あら、ごめんなさいね。
私は大蛇丸。
何故の御両親を知っているのかですって？
それはね「逃げろ！！」あら随分勘の良い子供ね。
そう、私が貴方達の御両親を“殺した”からよ。
いい実験材料が手に入ったわ。
まぁ、実を言うと私だけではないのだけどね。」
「う、そ...」
兄は妹の手を引いて逃げようとします。
「逃げるぞ！」
「なんで！？
なんでなの！？」
「それはね「言うなっ！」貴方が生まれたからよ。」
「わた、し？」
「違う！！
有りもしないデタラメを言うな！」
妹の心にその刃は深く刻まれたのです。
私のせいで？
私のせいで？
私が生まれたから？
じゃあ私がいなければお父さんとお母さんは・・・
「あ、あ、う...
・
・
・
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！！！！！！」
「───、───！」
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
「素晴らしい、素晴らしいわ！
この力の謎を解き明かせば「───！「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！！！！！！」うわあっ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷翠 - 庵さん» レス遅れてすみません！お、面白い・・・（照）ありがとうございます！！ (2020年2月14日 22時) (
レス) id: 3f35ea9ba7 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 面白いです！！ (2020年2月6日 18時) (レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 蟻さん» わぁぁ！すみません間違ってました！直しました！ご指摘並びに応援ありがとうございます！！！ (2020年1月19日 20時) (レス) id: 3f35ea9ba7 (このIDを非表示/違反報告)
蟻(プロフ) - NARUTOって語尾｢〜ってばさ｣だっけ？あれ？懐かしすぎて覚えてない｢〜ってばよ｣だった気が？まぁそれは置いといて応援してます頑張ってください (2020年1月19日 5時) (レス) id: c95bece439 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 柘榴石さん» あざす！更新頑張っていきます！ (2019年8月25日 0時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷翠 | 作成日時：2019年8月11日 17時
