48.円堂の離脱 ページ2
「はぁ…先輩ったら…」
選手寮の門まで走ってきたエマはため息をついた。まさか、Aにあんな事を言われるとは思いもしなかった。
ぼんやりと空を見上げていると、黒服を着た男達に声をかけられた。
「君、イナズマジャパンの関係者かい?」
「…そうですけど」
警戒して身構えていると、1人の黒服の男が耳打ちをした。耳打ちをされて頷いた堅いのいい男がエマに言った。
「円堂守のいる場所まで案内してもらえないか?」
「明確な理由がない限り、選手寮に入れる事はできません」
「そうか…ならば公務執行妨害容疑で警察署まで来てもらおうか」
「ッ…」
(今はおとなしく従うしかないのか…)
エマはしぶしぶ円堂達のいるサッカーコートへと男達を案内していった。
A達がドリンク配りをしていると、浮かない顔でエマが戻ってきた。
「遅かったね。どこ行ってたの?」
「…A先輩…すみません…私…」
「どうかしたの?」
エマは唇を引き結んで黙っていた。
Aが心配そうにしていると、正門から黒服の男達がサッカーコート内に入ってきた。
黒服の男は真っ直ぐに円堂の近くに向かい、円堂を取り囲んだ。
円堂は険しい顔つきで身構える。
「円堂守。お前を暴行容疑で警察署で話を聞かせてもらおう」
辺りの空気が一瞬にして凍りついた。
男が円堂の腕を掴み、連れて行こうとすると、杏奈が円堂のもとまで行って必死に言った。
「円堂さんはそんな事をしていません‼︎」
「ほう…なら証拠はあるのかな?」
「…それは…」
杏奈が口ごもると、男達は円堂を連れて行ってしまった。
しばらく経って、監督が次の試合のメンバー発表を行った。
円堂の代わりにゴールキーパーをする事になった人物は西蔭だった。
次のウスベキスタンとの試合は、イナズマジャパンの要、円堂守を抜いての試合となる事になった。
イナズマジャパンは大きな不安を抱えたまま、試合を迎える事になったのであった。
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加奈子(プロフ) - 星野結花さん» ありがとうございます! (2019年12月1日 21時) (レス) id: a62379125a (このIDを非表示/違反報告)
星野結花 - この小説すご〜く好きです!これからも頑張って下さい!応援しています(*^_^*) (2019年12月1日 10時) (レス) id: 09968e6ae8 (このIDを非表示/違反報告)
加奈子(プロフ) - りんねさん» 楽しんでいただけて幸いです! (2019年6月14日 20時) (レス) id: a62379125a (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 妖怪ウォッチもイナズマイレブンも大好きだから見てて楽しいです! (2019年6月14日 20時) (レス) id: e73a160d29 (このIDを非表示/違反報告)
コロニャん - 返信ありがとうございました! (2019年6月8日 13時) (レス) id: d3d7c71152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:加奈子 | 作成日時:2019年4月4日 19時