puzzle*5 ページ6
『すいません!川の所で変な人を見掛けたんですが!!どうにかしてくれませんか?』
部屋に入る時は、4回ノックをするのが社会受けが良いというのだが、私はそんなこと無視をして思いっきし武装探偵社の扉を開けた。
思いっきし私が扉を開けたからか、此処の社員とみられる人達が、一斉に私の方を見た。
え、何々怖い怖い。
そして、一人の眼鏡を掛けた男性が───
「太宰!!仕事をサボって、何処に行っていたんだ!!」
「あらー、国木田君じゃなあい。」
「“あらー”じゃない、この唐変木が!!」
この人の名前、”太宰“って言うの………?
『あの……この人、川に流れていたんです。そして川から引き上げて、話を聞いたら“入水”とか“自 殺”とか意味の分からないことを言っていて………』
私の話を聞いた眼鏡を掛けた男の人は、大きな溜息を吐いた。
当の本人はと言うと、私の腕に縋り付きながら
「お願い!私を見捨てないで!!美人ちゃん!!」
『私はそんな名前じゃありません!!』
探偵社内で、私は大きな声で叫んだ。
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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u./hp/mokomokohi4/
作成日時:2019年2月26日 18時