検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:13,823 hit

puzzle*4 ページ5

『人が助けたって言うのに、何で笑うんですか!!』

こんな大声で叫んだのは、小学校の卒業式でやった、恒例の呼びかけ以来かもしれない。

「ごめんごめん、悪気は無かったんだ………本当に。」

『“本当に”ですか?』

私の問いに、男性は首を縦に振った。

「因みに言うとね、私は今悩みなんてあるけど、いつも彼に会う度に、身長が小さいのを馬鹿にしているから、此と言った悩みというのは無いんだよね。」

『悩みがないなら、何故入水を……?』

「私の趣味だから。」

彼の言葉に、私は耳を疑った。

ちょっと待って、この人何言っているの。

『趣味?自 殺が……?』

「そう、趣味。」

“こんなの当たり前だよ”の顔をする男性。

いやいや、当たり前じゃないから!!趣味が自 殺なんてそんな人いないから!!

『あの……一旦違うところに行きます?』

先刻、散歩をしていたら綺麗なお姉さんから貰った、“何かお困り事があれば、武装探偵社へ”と書かれたビラを左手で握り締めながら、もう片方の手で男性の腕を掴んだ。

puzzle*5→←puzzle*3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
47人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u./hp/mokomokohi4/  
作成日時:2019年2月26日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。