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「この人に近づかないで、あと気安く名前呼ばないでよ」
太宰(15)の牽制、Aは胃の痛みを感じた。
「なんだい？後から来たくせに随分偉そうじゃないか。
君はこの子のなんなんだい？あぁ、なんでもないか」
太宰(22)の威圧、Aは頭痛に頭を抱えた。
「この人に触んな、つーか手前気安く近づくな」
中也(15)の威嚇、Aはちょっと泣きそうになった。
「あ？餓鬼が一丁前に威嚇すんじゃねぇよ。
手前こそ触んな、見てて苛々すんだよ」
中也(22)の舌打ち、Aはとうとう部屋から逃げ出そうとしたが、ナオミと鏡花に止められた。
「無理、私には押さえられない」
「Aさんが無理なら私たちに出来る筈ありませんわ。
そもそも原因はAさんですのよ」
「放っておけば、ヨコハマが更地になる」
Aは天を仰ぐ。
何故自分はこんな厄介ごとばかり引き受けてしまうのか。
「どうしますの、小さくとも裏社会最強の二人VS大人の裏社会最強の二人ですわよ」
「夜叉でも止められない」
とうとう異能を使って喧嘩になりそうな四人をぼんやり見ていると、
雪がいつのまにかこちらに来ていて、「あらあら」と笑っていた。
「これは困りましたね、どうしましょう、森さんの所にでも転送しましょうか」
「やめて探偵社との全面戦争(押し付け合い)になる！！」
「正直私もこの四人を止めるのはごめんですよ」
雪がサジを投げた。
Aは必死で考えた、その末に、ふと思いつく。
「…人は、殴れば止まる…」
「なにやらとんでもない理論に辿り着いたようですね」
Aはチラリと鏡花の方を見た。
鏡花はハッとすると、夜叉白雪を発動させる。
『私が太宰さん二人を殺るから、夜叉白雪は中也さん二人に全力のフルスイングを』
目だけでそう指示をし、そっと太宰の背後に回り込む。
そして、ナオミからそっと渡された部屋掃除のモップを掲げ、思い切り振り下ろした。
「なんて強引な」
見事に四人の鎮圧に成功した。
夜叉白雪は心なしかフルスイングが決まったことに嬉しそうだった。
「今すぐ、この二人、過去に、戻して」
雪は思った、この子はこの先も苦労しそうだな、と。
気絶した二人を過去に転送した雪は帰り際、
気絶した太宰と中也を放置して帰るAとナオミたちを見たとかなんとか。
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シア - 続き楽しみにしてます！！ (1月4日 15時) (
レス) @page50 id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - もこすけさんが戻って来てくれたら嬉しいです‼‼‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - この作品はとても面白くて大好きです‼‼‼‼特に猟犬との絡みが見ててとても面白くて楽しいです‼‼‼‼文章力がとても高いので作品に引き込まれます！最近はこの作品をモチベーションにして頑張っています‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
絵の具セット - 番外編もめちゃくちゃ面白いしキュンキュンします！！これからもがんばってください！！！更新再開待ってます！！ (2023年4月10日 20時) (レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - とっても面白かったです！続きまってます！ (2023年4月8日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこすけ
| 作成日時：2019年10月13日 19時
