検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:29,359 hit

続52話 ページ3

あからさまに不機嫌そうなオーラを出すシルバー。
プライドが高い分、負かされた時の屈辱は大きいのだろう。









「だからあえて怒ったシルバーにガミ君とむー君の
ダブルチームをつけるって事だね!」









ギャンギャン言い合いしつつも火神と紫原は
シルバーの動きを止めにかかる。









「フリーだ!よこせシルバー!!」









プライドが高いシルバーはここでこう考えるだろう。
"自分がこの程度で負けるなんてありえない"
そして仲間からの手助けなど受けようとしない。
自分に絶対的な自信があるからこその考え。









「ふふ、幼稚な考えですね」









凄まじいスピードでシルバーは火神と紫原を抜いた。
その先に罠があるとも知らずに。









「テメーはパスしねぇと思ったよ。

チョロいぜ単細胞が!」









「がっ…」









完全に虚を突かれた。
待ち構えていた青峰にボールが取られる。
青峰はそのまま敵二人を抜こうとするが、









「青峰君!!」









フリーの黒子の声に一瞬迷ったような顔をし、
彼にボールをパスした。
黒子の存在に気づかなかった選手の顔は中々面白かった。
藍澤が楽しそうに選手の顔を一瞥する。
黒子の手からボールが飛ばされ、黄瀬の手に渡る。









「毎度さすが!そんで

今度はオレが魅せる番っスよ!!」









黄瀬は片手でボールをゴールポストに押し込む。
会場はVORPAL SWORDSの連続得点に興奮しっぱなしだ。
ジャバウォックは凄まじい殺気を滲ませている。









「これで差が縮まった…!」









桃井の言葉と同時に、ブザーが鳴り響く。









『第2Q終了ー!!差はわずか2ゴール!

ほぼ互角で折り返しだ!!』









前半が終了し、選手はベンチに戻る。
マネージャー達はテキパキと選手に飲み物やタオルを渡す。









「お疲れ様!みんな凄かったよ!」









「ううぅ、日奈っちオレの活躍見てくれたっスか?」









自分のダンクが無視された黄瀬に橙山が可憐な笑みで頭を撫でる。









「もちろん!!すっごくかっこよかったよ!!

さすがきー君!私ドキドキしちゃったよ!!」









橙山の笑顔に黄瀬が赤くなると同時に、









「調子に乗るなよチャラ男」









藍澤が黄瀬にだけ聞こえる声でボソッと呟いた。
やはりヤンデレシスコン姉の壁は厚かった。

続53話→←続51話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 続編 , EXTRAGAME
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もこすけ(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます。ひっそりと書いていました。嬉しいお言葉をありがとうございます。これからも頑張ります。 (2020年5月11日 19時) (レス) id: 102f3088ed (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 黒バスも書かれていたんですね……とても面白かったです。どの作品もしっかり考えて作られていて、すごいと思います。これからも頑張ってください! (2020年5月7日 19時) (レス) id: 244e2b34cf (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - 今井 明希さん» 読んでくださりありがとうございます。少しずつ頑張らせていただきます。応援、ありがとうございました。 (2020年5月1日 12時) (レス) id: 102f3088ed (このIDを非表示/違反報告)
今井 明希(プロフ) - 昨日と今日でいっき読みしちゃいました、、、続編おめでとうございます!続き頑張ってください!待ってます!! (2020年4月30日 0時) (レス) id: d714c1a6ae (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - ややるるさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (2018年7月7日 0時) (レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もこすけ | 作成日時:2017年3月9日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。