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fifty-five ページ5

「自分の方が可愛いとか、いいとか、そーゆーんじゃねぇ。」




自分でも驚く。




アイツらも驚いた表情でこっちを見ている。




「俺たちと立花の出会いってさ、




立花がいいって思って入れた訳じゃねぇんだ。




ほんとに、偶然だった。」




ポカーンとした表情になる宮本たち。




でも、アイツらはちゃんと頷いてくれてる。




「初めは、美門と七鬼だっていなかった。




5人で活動を始めたとき、正直俺らは立花のこと嫌いだったぜ。




女だし。




でもさ、アイツ普通じゃねぇんだよ。




普通女ってのは、俺らといるだけでキャーキャー騒いでうるせぇんだ。




でも、アイツは俺らのことそういう風に見ないし、俺らにも女として見るなって言ってきたんだ。




ふつーじゃねぇなって思ったよ。




初めはそーゆーのいいなって思ったし、活動しやすかった。




だけど、段々普通じゃないアイツに俺らは恋愛感情を抱き始めた。




でも、頑張って隠し続けてて。」




思わず涙が出そうになる。




「確かに、お前の方が優れてるかもな。




てゆーか、本当はアイツ以外の人がアイツの立場になってたかも。




でもさ、俺らがアイツのことをこんなに思うのは、




それだけ、アイツが凄かったから。




偶然だったけど、それが俺らの運命だって気づいてたから。」




そこまで言うと、宮本の大きな瞳から涙が溢れだした。

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こはく - 今まで読んできた作品の何で一番感動しました!素敵な作品を書いてくれてありがとうございました。 (11月19日 21時) (レス) @page41 id: da4a51b810 (このIDを非表示/違反報告)
Mirei - とても感動しました!!これからも頑張ってください!! (2022年8月19日 12時) (レス) @page41 id: 07e04a7ecd (このIDを非表示/違反報告)
彼方 - こんなに素敵なお話を書いてくださり本当にありがとうございます!!泣きました!これからも色々なお話よろしくお願いします! (2022年1月12日 19時) (レス) @page41 id: be87187744 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品を見てとっても感動しました (2021年6月20日 0時) (レス) id: f67671a5a5 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 月海さん» 懐かしすぎて…((何度読み返しても泣くよね← (2020年12月15日 15時) (レス) id: eb71493e70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月海 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/moe181031suzuki  
作成日時:2020年2月19日 19時

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