星が煌めく夜空の下で私は微笑む。【kz】

seventy-eight ページ28

「え、、、？」




「ごめん、ゆうあとの会話聞いちゃって。」




明らかに声のトーンが変わったのが分かる。




「私がいじめられてたから、、、何？」




私の口調も荒くなりそう。




ヤバイ、止めないと。




でも、無理だった。




「バカにする？皆にバラす？




立花彩は今までいじめられていた陰キャって言うの？」




多分、私の顔は真っ赤。




お腹がムカムカして、頭に血がのぼり




いつも通りの冷静な対処が出来なくなるくらいになっている。




怒り狂って、気持ちを止めるより口が先走りもうどうしようもない。





「は？彩、どしたの？




そんなことしないよ、」




分かってる、分かってるよ




ごめん、唯香




イライラをぶつけてることくらい気づいてるのに。




自分勝手で傷つけてることくらい分かってるのに。




「あのね彩。




私が言いたいのは、そんなに私が頼りない？ってこと。




親友になれたって思ってたのは私だけだったの？




相談してくれれば、こっちも嬉しかったんだけどな。




でも、彩の傷が深いことも知ってるから、やめとくね。




その気になったら、話してほしい。」




悲しそうに微笑んで、屋上を出た唯香。




今日の唯香は、いつも私の隣で騒いでる唯香とは違い




大人っぽくて、深い雰囲気があった。




なんとなく、自分が子供に見えて恥ずかしかった。

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