星が煌めく夜空の下で私は微笑む。【kz】

seventy-nine ページ29

「バッカみたい、、、」




１人取り残され涙が溢れてきた。




勝手にキレて、人を傷つけて、深く思い込んで悲劇のヒロイン気取っちゃって。




私、、、ほんとに何がしたかったの？




どうしたらいい？




気づいたら、また私１人じゃん、、、、、




「うう、、、、っ」




惨め過ぎるよね、笑えるよね、ほんとバカだよね。




制服のポケットからミラーを取り出した。




自分の顔を見つめるけど、口角は明らかに下がっていて。




あれから私、心から笑えてた？




笑って、毎日楽しんでた？




ただいつもの平凡な一時一つ一つを幸せって決めつけて、限られた幸せを喜んでた。




後ろでチャイムの音がする。




今までなら、私は優等生って言って慌てて戻ってたよね。




でも、変わろう。




決して授業をサボるのが良いことでは無いけど。




相手が変わるのを、行動をおこすのを待ってるだけじゃ何も起きないよね。




だから、kzのこともそうだったんだ。




私の事実で傷つけたくない、って言って教えてなかったけど




ほんとは、見捨てられるのが怖かったから。




そんなんじゃダメに決まってる。




自分から、何かをしなきゃ。

eighty→←seventy-eight

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す