【黒バス】私は兄が大嫌いです。 (ページ5)

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大嫌い4つページ5

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私は運動するよりも、静かな放課後の屋上の隅に、ボーッとしている方が好き。

何もないって最高だ。

たまに先客がいたり、誰かが途中で来たりすると、

屋上の入り口の裏に隠れたりする。

今日は誰もいないみたいでよかった。

まぁ、そもそも誰か居たり来たりすることなんて

今のとこ一回しか無いからいいんだけど。

って、入学してからロクに第三会議室がわからない私が言えることでもない。

ていうか帝光中のことについてよく知らないから、

今後屋上の利用をする生徒が増えて、
もうすぐ私が一人になれる場所がなくなって、
また人目につかないところを探さなくてはならない………

でもそれも待つほど時間は無いかも……

A「…ハァ……飛び降りたら楽ってのもありがち嘘じゃないかも……」

そういって、もたれている金網(かなあみ)の向こうを見る。

？「お、おい、早まんなよ！！」

！？

嘘、誰かいた！？

途中から入って来たの！？
いや、ドアは閉めたから入ってくるなら音がするはずだし……

最初からいたとか入り口裏も確認したから…

あ、有り得ない…！？

？「そそ、そんな事してもなんもなんねぇって、な？」

声の先

屋上の入り口

の上

しかも焦ってなんかしてる。

…あ。

A「…いえ、ここから飛び降りる気はありませんので、ご心配なさらず。では。」

そして私は屋上を出た。

まさか上とは………

？「…んだったんだよアイツ……」

階段ですれちがった桃色の可愛い子は、屋上のドアを思いきり開けて、

？「青峰君！！！」

と、怒鳴っていた。

大方、アイツは部活をサボっていたのだろう。

……青峰君

顔はどんなのだったかな。

目を合わせて無いから顔がわからないや。

名前だけ、覚えておこう。

今後最低限の人付き合いに役立つかもしれない。

部活………

あぁ……

うちは強制だったか。

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