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けどあろまこういうのそこまで好きではなかったって前聞いた気がするんだが…。
「…あろま、本当に着させたい服を選ぶとしたら」
「そら浴衣だろ」
なぜか即答。
んはは、ときっくんと一緒に笑い出すしなんなんだ。
「そうだ、ローテでAに着させたいやつ着させようぜ」
「お、きっくん良いこと言う!」
「一日ずっとそのコーデを着させる感じ?」
「そうそう、じゃんけんで2週間くらい決めた順番でAに着てもらおう」
俺たち含めていいだろう。と頷いて早速じゃんけんした。
決まった順番はこう。
きっくん、FB、俺、あろまの順番。
Aには悪いが正直、俺たちの趣味で着ている姿を見てみたいという欲望には敵わない。
明日からきっくんから順番に決行することとなって、早速Aに伝えにあろまと一緒に行くことにした。
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「…となります。もし私達に逆らった場合は2週間素っ裸で生活していただきます」
『え、えー…』
執事口調で一通りあろまが説明するが、やっぱりAは納得いかない表情だった。
そら明日からいきなりこれ着ないと素っ裸だ。て言われると困るのはすごいわかる。
…別に俺は裸のAでも好きだからなんでもいいけど。
『わ、わかりました…。着るだけでいいんですか?』
「いいえ、丸一日そのコーデを考えた人と一緒に過ごしてもらいます」
『…絶対に疚しいことするやつじゃないですか!?』
もう!と顔真っ赤にして毛布にくるまって隠れるA。
なんだか可愛いので思わず俺は毛布の上からぽんぽんと叩いたり撫でたりしてみた。
「当たり前じゃないですか、あなたは私たちの家畜として了承した上でここに住まわれておられるのでしょう?」
「…最近吸われると喜んでるもんね、A」
『い、言わないでください!』
「ほう…なるほど、そこまで躾されていたとは…。
…てめえ、抜け駆けして飲んでんじゃねえぞ」
「うるせぇ、お前だって飲んでんだろ」
『わ、わかりましたから…。だけど加減だけはして欲しいです…』
「お、いいんだ?」
「…フッ、楽しみにしておけA」
むぅ、と頬を膨らましているAに頭を撫でた後、部屋を後にした。
明日からきっくんがどんなコーデでAを着させるのか気になるが、俺も早くその日が来ないかと待ち遠しかった。
続
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リクありがとうございました!
お話的にこちらに書かせて頂きました。
後日4人分けてお話を書こうと思いますので、今しばらくお待ち下さいm(_ _)m
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作者名:もちぷよ | 作成日時:2023年1月1日 22時