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【21】 ページ22

pipipipipipipipipipipipipipi…



カチ




『うー、本当寒い。あと5分……』




………





ガチャ





涼太!?




ガバッと布団から出る。




母「あら、起きてたの?早く支度しなさい。お母さんはもう行くからね。」




なんだ、お母さんか。




『はぁい。行ってらっしゃい。』




ドアを閉める途中でお母さんは手を止めた。




母「涼太君と何かあったの?今日も起こしてって頼んだら断られたんだけど。」





『あぁ…何もないけど、もう起きれるから大丈夫だよ。』





母「そう?もしケンカでもしたんならちゃんと謝りなさいよ?」





バタン。





そう言ってお母さんは行ってしまった。





ケンカとかそんなんじゃないけど…





私だって前みたいに戻りたいよ……





起こしにきてほしいよ…





涼太に会いたいよ……






あ…そうか、私が普通にしてたらまた話せるようになるかもしれない!





そう思って私は学校に向かった。






教室に入ると珍しく涼太は席に座ってる。





チャ、チャンス……。





肝心なのは朝の挨拶だよね。





ファイト!私っ!





ガッツポーズをして席に座る。





『涼太、おはよう!今日も寒いねぇ。』





ほら、普通に話せてる。





黄「……ああ。」





テンション低っ!





私の方見向きもしないし。





く…まぁ、朝だしね…しょうがない。





それから私は事あるごとに涼太に話しかけた。





でも、涼太はそっけない…。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 彼女   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:moana | 作成日時:2017年10月18日 14時

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