陸拾壱 ページ46
no side
無限列車の任務から２ヶ月。
つい先日、煉獄が目を覚まし
蝶屋敷が物凄く賑やかになったのは言うまでもない。
「よもや……どうやら心配を掛けたようだ！」
『皆とても心配したんだからね？』
「申し訳ない！！」
『叫ばない！！』←
「すみません！！」←
煉獄とAは共に煉獄の家に向かっていた。
既に任務に参加しているAは
煉獄を家に送り届ける任務として承っていた。
『いやぁ……槇寿郎さんに会うのも久しぶりだなぁ』
「千寿郎は元気にしているだろうか！」
『杏寿郎の無事は伝えてあるから
そこまで落ち込んでは無いと思うけど……』
そう言いながら煉獄家の屋敷を見上げる。
『お邪魔しまぁす』
「ただいま帰りました！」
「うちの……敷居を跨ぐな愚か者！！」
『ひゃっはぁ』←
煉獄・父がAに掴みかかる。
もちろんAは避けたが。
『あれあれあれ？
動きのキレが落ちたんじゃないですか？？
お酒ばっか呑んでるからじゃないですか？？？』←
「この野郎……！！」
この２人、傍から見たら犬猿の仲だが
実はとっても仲が良い。←
「父上！ただいま帰りました！」
「聞こえてる！！
それよりこの阿呆を連れ出せ！！家が壊れる！！」←
『そんな凶暴に見えるの？この私が？？』←
「見える！帰れ前科者！！」←
『あれは槇寿郎さんが壺を投げたから
刀の鞘で打ち返しただけじゃん！！！』←
「知るか！打ち返すな！！(正論)」
『じゃあ投げんなよ！！(正論��)』
どっちもどっちな低レベルの争いである。
『息子の付き添いで来た人に
労いの言葉とお茶は無いの！？！？』←
「お前に限ってそれは無い！！」
『なら杏寿郎には言ってあげなよね！？！？
まだ病み上がりなんだから家に入れてあげてさ！！
お茶とか寝床とか色々用意してあげなよ！！』←
「ｯ……」
不意に突かれた核心に煉獄・父はたじろぐ。
煉獄・父が何かを言う前に小さな影が飛び出した。
「兄上ぇぇぇええええぇぇ！！！」
「よもや！！千寿郎か！！」
「兄上！兄上ご無事で良かったです！
本当に……本当に良かったです………！！」
煉獄・弟が杏寿郎に抱き付く。
Aも煉獄・父も黙ってその様子を見ていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 619人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沙羅(プロフ) - 邑さん» コメントありがとうございます！！長らくお付き合い頂いて本当に嬉しいです……！芽吹お師匠のところは私も書いてて泣きそうでした……今後は宇髄さん以外にも沢山の方が登場予定なので、ぜひよろしくお願いしますー！！ (2020年2月2日 18時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
邑 - 前編から読ませて頂いています、凄くこの作品好きです!!師範のところ、もう、涙がぼろぼろでてきました...!! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 451c1f62e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：沙羅
| 作成日時：2020年1月26日 21時
