She is sheep ページ41
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『……もう、夏も終わりですね…』
伊)「そうだなー」
広い学園の、不必要な程広くて完備されて、噴水からは勢い良く水が噴き出され、
いつもだったら「無駄使いだ、」と内心毒づきたくなる、そんな中央公園(※学校内です)をAと二人で歩きながら、
伊月俊はささやかな幸せを噛み締めていた。
夕焼けにチラリと照らされ反射するのは、二人で着けている、お揃いのブレスレット。
先日行われたAの誕生日パーティーで伊月がAにプレゼントした、銀細工のシンプルなデザインの一点物。
(…実はAが初めて伊月の前でダジャレを言ったのが、このブレスレットをプレゼントした後。
『…銀細工見に、銀座、行く?』
予想以上の出来に絶句したのは、内緒。)
伊)「(ブレスレットをプレゼントするなんて……独占欲の塊だよな、俺。)」
恋人にブレスレットを贈るという行為の意味を知る伊月は少し悩んだが、Aはそういった類いの事には疎いのに託つけてプレゼントする事を決意した。
案の定、理解はしていない様だったが、公のパーティーの最中にも関わらず嬉しそうにそれを身につけるAを今すぐにでも抱き締めたくなったのには、伊月自身焦ってしまった。
…彫られた"I"に、君は気付いただろうか。
伊月の頭文字のI、
乾の頭文字のI、
そして、ベタだけど、愛(I)。
フィアンセとしてパーティーに出席したり、
エスコートしたり、
Aに愛を伝えたり…
慣れない事を沢山した、Aの誕生日パーティーだったけど。
伊)「…Aが生まれてきてくれて、俺と出会ってくれて、…本当によかった。
ありがとう……」
慣れない言葉まで言ったけど。
『………嬉しい…です…!』
滅多に見せない、Aの笑顔を俺に魅せてくれて。
本当に俺も幸せになったパーティーだった。
宴も闌、
いくらか身軽になったAがおずおずと俺に"おねだり"してきた。
『…伊月さんと……2人で、…お祝い、してもらいたいのですが……ダメ、ですか?//』
そぉ、っと伺うような視線が絡まりあい、俺が出した答えは、
伊)「…いいよ。俺の家に泊まりにおいで」
*
そして今夜、俺の家にAが泊まる。
---------------------
え。お泊まり?←
これ、あれ、伊月さん大丈夫?←
皆さん、伊月さんが夢主ちゃん襲っちゃっても大丈夫ですか?←
え?あれ?←
キタコレ!ラッキー駄洒落
猫耳つけて、寝込みを襲う
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紅月月華 - 地味にまろさんで受けた。 (2017年12月28日 17時) (レス) id: 4ea49a173b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - めっちゃ面白いです!頑張ってください (2016年11月5日 9時) (レス) id: bb117910e5 (このIDを非表示/違反報告)
萌緩(プロフ) - 葉山清蘭さん» ありがとうございます! もう少ししたら続編作ろうとおもいますので、もう少しだけおまちくださいっ! (2016年3月2日 14時) (レス) id: 7c4021ee82 (このIDを非表示/違反報告)
葉山清蘭(プロフ) - 受験お疲れさまです!そして、お帰りなさい(●´∀`●) (2016年3月1日 17時) (レス) id: 3954193801 (このIDを非表示/違反報告)
萌緩(プロフ) - 成美さん» おひさしぶりです!ありがとうございます…!!精一杯頑張ります! (2016年2月29日 22時) (レス) id: 2fd9d16124 (このIDを非表示/違反報告)
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