猫被りと嫌がらせ�� ページ19
-Aside-
昼休みになった途端に、知らない2年生の先輩5人に連れてこられたのは、焼却炉のある学校裏。この学園は自身の焼却炉を持っていてゴミはここで燃やしている。
でも、生徒は誰もこんな所こない。業者も1週間に2回しかこないらしいし……
ドサッ
背中を押され倒れ込んだ私の目前に高級な革靴が見え、私は顔を上げずに言った
『……何用ですか、…西洞院先輩』
西)｢ふ…、こんなとこまで連れてこられた理由が何か分からない程鈍感じゃないでしょ、あんた｣
『………』
西)｢ほんとあんた…身の程知らずよねぇ、……貴女なんかに伊月くんは見合わないわ｣
その言葉がチクリと胸を刺す。
自分なんかに伊月さんが勿体無い事は私自身が一番分かっている。
初めて廊下で話し掛けた時、これからのお見合いの相手がこの人だったら、とどんなに願ったか。
由緒ある茶道家の伊月家と争曲の家元である乾家の発展を目的とした政略結婚ではあるけれど、どんなに嬉しかったか。
でも、伊月さんのあの性格を知って、きっとこの人は私の事を女として、ましてや恋人としてなんか思ってくれない。ただ家の繁栄だけの為の道具として扱われるのだろう、と覚悟していた。
でも……でも
毎日一緒にいれば、嘘だと分かっている"好き"さえも本心じゃないかと疑ってしまうほど、
私は伊月さんに心酔しているのかもしれない
人を好きになるなんて初めてだから。
西)｢ちょっと、いつまで顔下げてんのよっ｣
ガッと髪の毛を捕まれ、思わず口から呻き声が漏れる
西)｢ふふ、ここにいる人は全員私の味方…貴女に味方はいないわ。………伊月さんが貴女を意味嫌うように、してあげる…。｣
伊月さんに嫌われるのは…嫌だけど。伊月さんに迷惑がかかるのも嫌だ……
私はグッと奥歯を噛みしめ、先輩を見上げた
西)｢………っ｣
ｷﾞﾘｯと先輩の奥歯が軋むのが聞こえた＿＿
＊
伊)｢A、どこだ、A!!!｣
.
ｷﾀｺﾚ!ラッキー駄洒落
猫耳つけて、寝込みを襲う
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紅月月華 - 地味にまろさんで受けた。 (2017年12月28日 17時) (
レス) id: 4ea49a173b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - めっちゃ面白いです！頑張ってください (2016年11月5日 9時) (レス) id: bb117910e5 (このIDを非表示/違反報告)
萌緩(プロフ) - 葉山清蘭さん» ありがとうございます！ もう少ししたら続編作ろうとおもいますので、もう少しだけおまちくださいっ！ (2016年3月2日 14時) (レス) id: 7c4021ee82 (このIDを非表示/違反報告)
葉山清蘭(プロフ) - 受験お疲れさまです！そして、お帰りなさい(●´∀｀●) (2016年3月1日 17時) (レス) id: 3954193801 (このIDを非表示/違反報告)
萌緩(プロフ) - 成美さん» おひさしぶりです!ありがとうございます…!!精一杯頑張ります! (2016年2月29日 22時) (レス) id: 2fd9d16124 (このIDを非表示/違反報告)
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