44話 ページ14
『社長、野上です』
「入れ」
『失礼します』
私は一体どうなるのだろう…今回ばかりは無理があるよね
「野上」
『社長、この度はご迷惑おかけして申し訳ございません。
どんな処罰も受け入れる所存です』
「…野上、お前は此度何をした」
『…この一件で私はたくさんの異能力者に危害を加えました。
ここの社員にも』
私はあの時の部屋で谷崎を傷つけたことも思い出した
『私は…私はここな探偵社にはふさわしくないのではないかと思っています』
「…お前はどうしたい」
『え?』
「お前はどうしたいのだ」
『私は…』
私はここには無理やり入れられたようなものだ…
でも…もし我儘を言っていいのなら
『…まだ、ここで、働きたい、です』
最後まで私は言えていただろうか?
私はそういい下を向いた
「…野上、貴君に罰を与える」
あぁやはり解雇か…
『…なんなりと』
「これからもヨコハマの為この探偵社で働くこと。そして社員全員の願いを叶えること。それを罰とする。
早速だが私の願いだ…
これからも探偵社に力を貸してほしい。我社には野上が必要だ」
え?
『私、ここにいていいのですか!?あんなことをしたのにですか?』
「これからもよろしく頼む」
『ありがとう、ございます』
私は何年かぶりに泣きたくなった…こんなに…
温かいなんて
ドアを開けると太宰を筆頭に社員みんながなだれ込んできた
やはり聞き耳を立てていたか…
『…ということで皆さん、これからもよろしく。もし受け入れられない人がいれば言ってもらって構わない。
いれば私は此処を辞める』
しかしそんな人は誰一人いなかった…
あぁここの人達は優しすぎる
そのあと全員の頼み事を聞いた
まず賢治と敦と一緒に牛丼とお茶漬けを食べに行った。もちろん私の奢りだ
翌日は与謝野女医と買い物(一日中…疲れたよ)
そして乱歩さんに駄菓子を1週間分…お財布がかなり軽くなったものだ
国木田からは太宰がやっていない分の仕事と私がいなかった分の仕事
さすが社畜だな…
谷崎兄妹には私の手料理を食べたいということで自宅に招いた。しかしそれを聞き付けた太宰含めた社員全員がうちに来て夕食を食べることになった
1番驚いたのはあの社長までもが来たことだ
太宰は下の名前で呼ぶよう言われたが調子に乗るので却下した
太宰のお願いはまた今度ということで今回は終幕したのであった
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次から蒼の使徒!
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ふぁぁんでぇす - とてもにちゃにちゃしながら読んでます。これからも頑張ってくだせぇ‼楽しみに待ってますすす‼ (10月17日 23時) (レス) id: 138a5f5117 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - エレンNo2さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです(*^^*)これからもよろしくお願いします (2023年1月9日 21時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
エレンNo2 - 僕、文スト大好きなんですけど、めちゃくちゃおもしろいですね! (2023年1月9日 15時) (レス) id: ef9ab59deb (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - ユリさん» ネタ提供ありがとうございました!これからも頑張るのでよろしくお願いします (2022年11月6日 15時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 鏡花ちゃんbirthdayも面白かったです!!私の案、取り入れてくださってありがとうございます。また楽しみにしてますね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*改めて、鏡花ちゃん、Happy Birthday!(一日ずれちゃったけど!) (2022年11月5日 22時) (レス) @page44 id: 8486d49576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Megumi | 作成日時:2022年7月2日 18時