４０話 ページ6
｢ぐ･･････！Aさん･･･｣
｢逃げたりなんかしないよ敦くん。私こんなんでも
一応探偵社の一員だよ？それに敦くんを置いてなんて、私には出来ない｣
横目からでも敦くんが拳を握り締めているのが判った。
部下達が引き金を引こうと指を動かす。
撃たれるまで、後少し･･････
｢頭下げてくださーい｣
その声を聞いた瞬間私は敦くんの方へ駆け寄り躯を地面へと押し付けた。
敦くんが蛙の様な声を出していたのが聞こえた。
ごめんね敦くん。少しでも怪我の危険を回避する為なの。
投げられて来た車は部下の方へと向かい、大きな音を立ててそのまま地面へ落ちる。
突然飛んできた車に敦くんは少し引き気味だったものの、投げた人物達の姿を目に止めて安堵した表情に変わった。
｢おー。飛んだ飛んだ｣
｢大丈夫か敦、A｣
｢国木田さん！･････何故･･｣
｢鏡花の電話に着信があれば信号を出すよう手を入れておいた。A、お前は大丈夫か？｣
｢はい。扶けに来て下さって有難うございます。賢治くんも有難う｣
｢いやー。僕は何にも｣
｢話は後にしろ。おい敦、立て。何時まで守られ役でいる心算だ。刺されても起き上がる根性骨が人虎の売りだろう｣
｢探偵社の毒虫め･･･。鏡花にこれ以上毒の光を見せるな！｣
｢組織同士の全面戦争と云う訳か。この忙しい時に｣
紅葉さんの怒りの満ちた目と私達の戦いの意志を持った強い目が交わる。
そんな戦いに水を差すように現れる2人の人影がすぐ側まで来ていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 685人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗(プロフ) - 続きを読める事を楽しみにしてます！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
双黒最高か！！！ - 更新待ってます(´TωT`) (2020年8月30日 15時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみる(プロフ) - 詠留さん» いつも読んで下さり有難うございます！おお！そう云うお話丁度番外編で考えてました〜！いえいえ、とんでもないです！リクエストやこう言ったお言葉は凄く嬉しいです！ 有難うございます！これからも頑張りますね！ (2019年9月28日 8時) (レス) id: 752a7ff7e6 (このIDを非表示/違反報告)
詠留(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！リクエストですが、中也と会って嫉妬させたいです！ヤンデレにならない程度に……忙しいのに面倒臭いリクエストすいません！応援してます！頑張ってください！殿堂入りおめでとうございます (2019年9月27日 23時) (レス) id: b30345f3c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみる(プロフ) - かあやさん» いつも読んで下さり有難うございます！とても嬉しいお言葉です！ リクエスト有難うございます！ ほぉー！そのシチュは凄く良きです！変な方向に行ってしまいそう笑 ご期待に応えられるよう頑張ります！更新も頑張りますね！ (2019年9月26日 18時) (レス) id: 752a7ff7e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうみる | 作成日時：2019年9月2日 1時
