３９話 ページ5
｢･･･残念じゃ。お主なら判ってくれると思っていたのだがの。
さぁ鏡花。先刻も云うたが闇の花は闇でしか憩えぬし、光に焼かれた女も私は見ておる。
だからーーー｣
｢でも！そうだとしても･････一度見た夢を頭から消すことは･････｣
｢戻れ鏡花。判っておる筈じゃ｣
｢嫌･････戻りたくない･･･それでも私は････｣
｢そなたは目的の為に凡百殺戮を正当化する。その本性は変えられぬ。
でなくばそのように夜叉を武器として使える筈がない。何故なら夜叉はーーー
そなたの両親を惨殺したのじゃから｣
｢！！･･････そんな･･･どうして･････｣
｢違う。違うの･･････これは｣
その事実を耳にした敦くんはとても驚愕した顔をして鏡花ちゃんに問い掛ける。
敦くんのそんな表情を目の当たりにした鏡花も動揺を隠せず、背中から携帯が地面へと落下した。
携帯の画面が割れ、夜叉白雪も姿を消す。
それと同時に待機させていたであろう紅葉さんの部下達が黒い車で流れ込むように駆け抜け銃を構えながら私達を囲んだ。
｢私が守って遣ろう。もう居場所を求めて刃を振りかざす必要は無い｣
紅葉さんは再び鏡花ちゃんへと近付くと彼女の肩に手を置き、寄り添うように歩き出す。
鏡花ちゃんの手から短刀がするりと地面へと落ちた。
｢後は任せたぞ。嗚呼、そうじゃ。Aは決して殺すな。両腕と両脚を撃つ程度に止めておけ。
首領の命令じゃ｣
･･･本当なんで森さんがそんな命令を出しているのか
判らないけど、それはそれで好都合だ。
この部下達も私へはそれなりに手加減をしてくれる。
紅葉さんの声とともに部下達は更に私達へと駆け寄り銃を向けた。
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麗(プロフ) - 続きを読める事を楽しみにしてます！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
双黒最高か！！！ - 更新待ってます(´TωT`) (2020年8月30日 15時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみる(プロフ) - 詠留さん» いつも読んで下さり有難うございます！おお！そう云うお話丁度番外編で考えてました〜！いえいえ、とんでもないです！リクエストやこう言ったお言葉は凄く嬉しいです！ 有難うございます！これからも頑張りますね！ (2019年9月28日 8時) (レス) id: 752a7ff7e6 (このIDを非表示/違反報告)
詠留(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！リクエストですが、中也と会って嫉妬させたいです！ヤンデレにならない程度に……忙しいのに面倒臭いリクエストすいません！応援してます！頑張ってください！殿堂入りおめでとうございます (2019年9月27日 23時) (レス) id: b30345f3c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみる(プロフ) - かあやさん» いつも読んで下さり有難うございます！とても嬉しいお言葉です！ リクエスト有難うございます！ ほぉー！そのシチュは凄く良きです！変な方向に行ってしまいそう笑 ご期待に応えられるよう頑張ります！更新も頑張りますね！ (2019年9月26日 18時) (レス) id: 752a7ff7e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみる | 作成日時：2019年9月2日 1時
