向い合わせの空【花宮真】 (ページ5)

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離してってページ5

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花宮「………………」ｼﾞｨｨ-ｯ

貴「＿＿＿＿」ﾌﾟｲｯ

花宮「………………」ｽｯ

貴「＿＿＿＿」ﾍﾟｼｯ

花宮「………………(´・ω・`)ﾁｯ」

私の怒りメーターをブッチ切ってくださった花宮さんのお陰で、ただいまご機嫌アイスエイジ凸です。

ハァ・・、凡人の私には彼の行動や言動の意味がまったくもってわかりません。

どうして人の嫌がることに関してのチョイスがエキスパートクラスなんでしょうか。一度神経外科にでも診てもらうことをおすすめしたいです。

せっかく、テツくんの欲しがってた本も買えて、お夕飯の材料も値段以上に良いものを揃えられたって言うのに、この人のせいで無駄な労力と時間を食ってしまいました。

本当にお願いですから、その口を閉じて大人しく黙って先に一人で帰ってください。

花宮「A、いい加減こっち向けよ。いつまでガキみたく拗ねてるつもりだ。謝ってなんかやんねーけど、機嫌直せよチビ。」

貴「＿＿＿＿」ﾂｰﾝ

花宮「・・・・・・」

お？諦めたか？ハンッ、所詮悪童も大したことねぇな。なんて考えてた私が甘かった。

花宮「ウゼェ。」ｸﾞｲｯ

貴「キャッ！！何すんの！？下ろして！！」

花宮「落とされたくなかったら暴れんなよ。それに元はと言えば、テメェが人のはなし聞かねぇのが悪いんだぜ？なのにブーブー文句たれんなよ、うるせぇ」

貴「低能な人間に私の気持ちなんてわかりません。そもそも貴方の話している言語の解読が出来ないんですけど。

第一、私は貴方に担きでもらう理由がありません。なので速やかに私を地に足つけさせてください絞め殺しますよ。」

花宮「断る。丁度いい見せしめだ。せいぜい知り合いに会わないようとでも祈ってな。」

貴「そうですね。把握しました。要するに花宮さんは私に貴方の寝顔やら下着やら全裸やら、その他もろもろ一切合切を秀徳のホークアイ君や、私と貴方の先輩でもある今吉さんに渡して拡散してほしいんですね？

ついでにテツくんにでも撒いておけば、ほんの数分で全国に散らせることが出来ます。あぁ、何て素敵な計画でしょう。楽しみで腕がなります。」

花宮「お前の方がよっぽど悪童に相応しいだろ。なんだその悪魔のシナリオは、末恐ろしいにもほどがある。まぁ下ろすつもりなんて毛頭ないけどな。」

貴「離せぇええええええええええ!!！！！(怒)(怒)」

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