向い合わせの空【花宮真】 (ページ39)

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出てけやページ39

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もはや厄年以外のなにものでもない。

人生で２度目のピンチがビックウェーブで到来中。

サーファーでもない私に一体どうしろと言うんでしょうか。

花宮「たくっ、強情な女だな。いい加減安い意地張ってねぇでさっさと諦めろよ。」

貴「意地ではありませんプライドです。自分の身を守るのに体を張るのは当たり前でしょう。そんなこともわからないとかバカじゃん。」

花宮「黙れブス、俺の気が長くねぇの知ってくるくせに楯突いてくんじゃねぇよ。強行突破されたくなかったら早くその手どかして風呂に入れ。」

貴「指一本でも侵入してきてみな、即座に切り落としてやる。てゆかそんなに入りたいなら女湯にでも行って通報されてくればいいでしょ。」

花宮「切られる前に押し倒すから問題ない。つーか他の女になんて興味ねぇよ。俺が見たいのはお前の全裸だけだから安心しろ。」

貴「色んな意味で心動かされました。ゲスの極みと言うだけあって人の精神にダイレクトアッタク決め込んでくるなんて恐れ入ります。」

花宮「含みのある言い方で腹立つけど誉め言葉として受けっとってやるよ。ついでにお前のバージンも貰ってやるから差し出せ。」

キモチワル！気持ち悪い！いま今世紀最速の早さで鳥肌が立った！マジで気持ち悪い！

あぁぁぁあ!！もうダメだこの人!！本気で殺意わいたわ!！私以外の犠牲者が出る前に殺すしかない!！

一体何様のつもりよ!！世の中の女性に土下座してこい!！俺が生まれてきたのが悪かったって謝罪してこい!！

いっそ好きな女の子にでもコクってフラれろ!！顔がタイプじゃないとか言われてフラれろ!！

貴「問題おお有りだわボケ。頭蓋骨破損されたくなかったら今すぐにでも私の世界から消えてください。目障り通り越して自分の眼球潰したくなります。」

花宮「非力な子犬の分際でよく吠える。どうせ鳴くならベットの上で俺が啼かしてやるから早く風呂入ろうぜ。」

貴「妄想も限度を越すと現実味を帯びますね。なんでこんな下品な人がモテるのでしょうか。永遠の怪奇ですよ。」

花宮「モテるっつったって、上っ面しか見てぇ女共が一方的に迫ってくるだけでいいもんじゃねぇよ。つーかマジで風邪引くから入れてく……れっ!!！」ドカッ!!

貴「キャァァァァァァア!!！(泣)ゲスマロが入ってきたぁぁぁぁぁあ!!！(泣)」ガンッ!!

花宮「イッテェ!!！物投げてくんじゃねぇよ!!！(怒)」

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