向い合わせの空【花宮真】 (ページ37)

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注文してませんページ37

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花宮「ﾊｧ………ﾊｧ………Aぁ…っ……」

おや、注文していた湯豆腐じゃなくてオタマロ系イケメンの花宮さんが雪崩れ込んできました。

しかも恐ろしいくらいに息を切らしてるし。旗から見れば確実に通報ものですよ。

すみませーん、こんな下品なモノ頼んでないので返品お願いしまーす。食欲消え失せるのでその汚物のような顔面をしまってくださーい。

貴「半端じゃないくらい汗かいてますね。一体どれだけの間探し回ってたんですか？諦めて帰ってくれればよかったのに。」

花宮「随分と威勢がいいな、そんだけ余力余ってんなら手加減なしにぶっ壊すぞ。組み敷かれる覚悟は出来てんだよな？あ"ぁ"？」

貴「征十郎、ハエ叩き持ってきて。目の前に私の事をいやらしい目で見てくる害虫が居るの。殺したいから早く持ってきて。」

赤司「A、頼むからそれ以上花宮さんを挑発しないでくれ。火にガソリンをぶちまけたらどうなるかわかるだろう？」

花宮「どけ赤司、そのクソアマフルボッコにして連れて帰るから。２度と俺に楯突けねぇように隅々まで調教してやる。」

ねぇ、本当にこの人どうかしてんじゃないの？さっきっから何卑猥な言葉羅列させてんのよ。シバきますよ？

とりあえず一度脳外科でレントゲンを撮ってもらいましょう。絶対に眉毛と脳内異常ですよ。

頭のネジ外れてる所の騒ぎじゃありません。もはやナメコでも栽培しているんじゃないでしょうか。

貴「ちょっと、その薄汚い手で私に触らないで。ゲス眉菌が移っちゃうでしょ、穢らわしい。滅菌消毒するから動かないで。」

花宮「人を雑菌みたく言ってんじゃねぇよ。その痺れてる足踏みつけんぞ。」

貴「水虫が繁殖してる足でちょっとでも触ってみな。練りわさび鼻にねじ込むからな。失せろ悪童。」

花宮「俺の美脚が羨ましいからってひがんでくんじゃねぇよ、デブス。痩せて可愛くなってから出直してこい。」

貴「コロス。」ｶﾞﾀﾝｯ

花宮「フハッ、殺れるもんならな。」ｶﾞﾀﾝｯ

肩慣らし程度に目潰ししてやる。女の子に向かってブスとか死ねばいいのに。

それに私は標準体重です。どこをどう見たら太ってるって捉えられんのよ。

あー、腹立つ。死に急ぐんなら一人で死ね。そんでもってデリカシーってワードをググれ。

赤司(もうどっちが加害者でどっちが被害者かわからないな……。)

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