向い合わせの空【花宮真】 (ページ34)

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貴方の顔にイグナイトページ34

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貴「私はあっちに行きたいので別行動しましょうよ。あとで合流すれば問題ないですよね？」

花宮「問題大有りだ。お前から目ぇ離すとロクなことねぇだよ。つーか一人でなんて歩いてみろ。保健所に連れてかれるぞ。」

貴「それはお前の方だろが。牢獄にでもぶちこまれて更正して来い。それにご心配には及びません。私はいざとなれば頼れる場所があります。」

花宮「捕まるなんてダッセェミスをこの俺がするとでも？先に言っておくけどアイツの所なんざ行かせねぇからな。

どーせ洛山とこの主将様にでも媚び売りに行くつもりなんだろ。」

貴「ゲス宮さん、死にたくないならその口縫い付けてぬいぐるみにでもなっててください。」

本気でうっせぇんだけど、この激濃ゆ眉毛。この短期間の間に何回私をイラつかせるつもりですか？ムカつき過ぎて頭沸騰寸前ですよ。

蹴っても殴ってもド突いても立ち上がってくるってもはやゾンビ。エグいにも末恐ろしいにも程があります。

暴れて振り払おうとしても繋いでる手を離さないし、迷子になんてなりませんからそろそろ離してくださいバカタレが。

貴「(怒)」ｹﾞｼｯ

花宮「ッテェ！いきなり何すんだよ！」

貴「やめて欲しかったら自由行動許可して!!貴方が隣に居ると人目についてストレス溜まるの!!」ﾄﾞｶｯ

花宮「ッ！嫌なこった!!俺の半径50㎝以上から一歩でも出てみろ!!その瞬間お前の来てる服破り捨てるからな!!」

貴「はぁ！？人をナメるのも大概にしろよ、このムッツリど変態!!カウンター返しで髪の毛削り取るから覚悟しろよ!!」

この攻防は一体いつまで続くのでしょう。先の見えないフルマラソンほど体力を消耗するものはありません。

おっと、いつぞやの宮地先輩との乱闘を思い出しました。あの時も死ぬほど拳を振り上げましたね。では戦争だ。

花宮「いいから降参して傘下に下れ!!じゃねぇと進まねぇだろ!!」

貴「だから花宮さんが白旗挙げなさいよ!!私は毛頭負けるつもりはありませんから!!」

花宮「殴られてぇのかくそ女!!言うこと聞けっつってんだろ!!」

貴「うるさい!!食らえ!!テツくん直伝イグナイト!!!」ﾄﾞｺﾞｫｫｫｵｵ

花宮「グハッッッ！！！」

シャア!!死留めた!!今のうち全速力で走れ!!

かなりいい音がりたけど忘れましょう!!

何もなかったかの様に前を向いてダッシュ!!

ダッシュｯ！！！ｽﾞｻｰc⌒っﾟ∀ﾟ)っ

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