向い合わせの空【花宮真】 (ページ28)

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お帰りくださいページ28

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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

貴「もう帰ってきた？」

かなり早い帰還ですね。もうちょっとくつろいでたかったのに、フリータイム延長お願いします。

(ﾉﾟ∀ﾟ)ﾉ【施錠】はい完璧

花宮「おい。閉めんな。」

貴「ご自宅をお間違えなんじゃないですか？ついでにくたばれ。」

花宮「いいから早く開けろ、疲れてんだよ。余計な手間をかけさせんな、ブス。」

貴「黙れカス。貴方みたいな下品な眉毛を入れる訳無いでしょ？犬小屋にでも入ってろ。」

花宮「……ケーキ買ってきた…」

貴「お帰りなさい花宮さん！お疲れ様です！今紅茶入れますね！」

お土産があるなら最初からそう言ってくださいよ。そしたらもっと早く開けてあげたのに。

花宮さんから手刀が飛んできましたけどなんなく回避。なめんなヴァーカ。

って、凄い量のケーキですね、しかも私の好きなやつばかり。教えた覚えないのに何で知ってるんですか？逆に怖いです。

どこかで個人情報漏洩してますね。まさか今吉先輩と肩を組んで何か企んでるんじゃ…

花宮「んなもんねぇよ。変に勘ぐってくんな。」ﾊﾟｼｯ

貴「だって怖いじゃない、いつもなら頼んでも買ってきてくれないのに。疑うのも無理ないでしょ？」

花宮「お前、まさか今日が何の日かわかってねぇの？せっかく人が親切心で買ってきてやったってーのに。」

貴「意味わかんない。てゆか花宮さんが親切心だなんて言葉を使った事のがインパクト強すぎ。腹筋が限界だから笑ってもいい？」

花宮「もうすでに笑ってんじゃねぇか。張った押すぞくそ女。」ﾊﾞｼｯ

痛い痛い痛い！床に背中打った！暴力反対！力付く反対！ラフプレー反対！

もうやだこの悪童、日に日に態度が凶悪化してく。顔が囚人張りに逝っちゃってますよ。私いつか本当に汚されるかもしれない、ヘルプ。

ﾋﾟﾛﾘﾛﾘｰﾝ♪

あ、メール。祥吾くんからだ。

【from 噛ませ犬】件名：黒眉怖い(´；ω；`)

花みy…店長に今日のバイト夜まで入れさせられた。俺も頑張るから頑張れ( ；∀；)

貴「……なぜ？」

花宮「ふーん。灰崎くん帰ってこれねーの？残念だな。」

明らかに初めの文章が本物の黒幕ですよね？

祥吾くんに何があった。いや、むしろ店長に何があった。そっちのが気になる。

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